じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

最近、何をやるのも、まず真っ先に「めんどくさいなあ」という感情が漏れ出てしまう。

 金曜日は、毎週朝早く、遅番もやるので一日が長い。長いといっても、忙しい病院基準では、この時間に帰れるなんて信じられない!という時間には帰れるのだが。一日中、発熱外来で同じような話をしているとなんだかとても疲れる。僕は電話がすごく苦手なので、電話での診療もストレスだ。

 家の近くに吉野家ができたので、そこで夕食。うん、吉野家だ。吉野家に行って吉野家の牛丼が出てくるのは当たり前のことなのだが、新しい店で「いつものやつ」を食べるというのは不思議な気分ではある。そういえば、世間はもうお盆モードなんだよなあ。今の勤め先はお盆休みという概念が全くないし、明日は夕方まで休日当番にあたっているので、普段の週末よりもめんどくさい感が強い。
 
 最近、何をやるのも、まず真っ先に「めんどくさいなあ」という感情が漏れ出てしまう。いや、最近ではなくて、僕の場合はずっとそんな感じで、僕にとっての人生は、ひたすら「めんどくさい」との闘いだった。「めんどくさいことをちゃんとやり続けられる能力」こそが、生きるために大事なことなのだ、と自分に言い聞かせ続けている。にもかかわらず、50年経っても、自分の「めんどくさい」をなかなか飼い慣らせない。生きていくのはめんどくさいが、レベル上げがまったく不要なRPGはなんだか味気ない。早く休みになってほしいし、給料日は来てほしいが、もうあんまり年は取りたくない。

 高速道路の渋滞状況や新幹線の乗車率がニュースにならないお盆も、今年で3回目か。