9月1日。防災の日。
もう9月か、という感じだが、台風一過で少し涼しくなった気がする。
24時間テレビ、今年も全く観なかった。最近5年くらいは、地上波の番組をほとんど観てもいないのだが、録画はし続けているものがけっこうあって、長年やってきたことを、意味がないと知っていても「やめる」というのは難しいものだと思う。
そういえば、『葬送のフリーレン』は、いちおう地上波で観ていたな。『小市民シリーズ』も少しずつ観ているが、アニメ番組としては「地味」なんだよなあ。
2時間テレビ、始まった頃は、僕も子どもで、とにかく「24時間ずっとテレビ番組が放送されている」ことそのものがお祭りだった。当時はまだ、夜の娯楽って、本を読むか深夜ラジオを聴くくらいしかなかったのだ。
それが、今の時代は動画配信にテレビゲームにインターネット、「暇だ」とか「何もやることがない」という状況がない。むしろ、ずっと「あれもやりたいのに」ということばかり考えてしまう。しかし、やりたいこと、やるべきはずのことはたくさんあるはずなのに、実際はYouTubeで動画をハシゴしているうちに時間が経っていく。なぜ働いていると本が読めなくなるのか?なんだかもう、自分にずっとインプットし続けることに疲れてきているのかもしれない。人は簡単なほう、すぐに効果や反応があるほうに流れやすい。論文書くよりブログ書くほうが短期間で反応は得られやすいが、結局、すぐにできることは、長くは残らないし、評価もされにくい。
24時間テレビは、それなりに「チャリティ意識」みたいなものを日本人に植え付けてきたし、それと同時に、メディアへの懐疑心を抱かせる象徴にもなってきた。もう潮時な気もするけれど、これはこれで、そこそこ視聴率は取れるみたいだし、「長年やってきたことを『やめる』のは難しい」という、わかりやすい事例なのだろうな。少なくとも番組は観なくても、ネットニュース経由で「児童養護施設」のことをみんなが思い出すきっかけにはなっている。24時間テレビ、昔は手塚治虫のスペシャルアニメとかやっていたんだよなあ、今ふと思い出した。懐かしい。
9月からは職場の体制が変わる。さらに忙しいほうに。もちろん、給料は変わらない。この年齢だから、仕方ないのかもしれないけどさ。
今年も残り3分の1。