じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「賽は投げられた」が、「賽を投げただけ」でもある。

午前中外来、午後から救急当番にカンファレンスなど。
相変わらずインフルエンザ流行りで忙しい。
というか、物理的に診ることが不可能な数の患者さんを淡々と入れてくるのはどうにかならないものか。

仕事を終えて、公務の飲み会へ。
ずっと気にかかっていて、今日はもう、多少声を荒げるようなことがあっても主張しなければ、と思っていたことが、案外あっさりと許してもらえて、かえって拍子抜けしてしまった。
もちろんそれは僕にとっては、大変ありがたいことではあるのだけれど。
できればケンカせずに生きていきたいし。

これでようやく、「賽は投げられた」という状況なのだが、裏を返せば、まだ「賽を投げただけ」でもある。あとは、僕の側で、いかにやるべきことをやっていくか、ということだ。
ああ、将棋でも、こういうことあるよなあ、待っていたはずなのに、こちらの手番になると、打つ手が無いことに気づき、仕方がないので端歩を突いて「向こうから動いてくれないかなあ」なんて思うことが。
とりあえず、ここからは僕のターンだ。こちらから次の手を打つしかない。

コンビニで買ってきた梅酒で、ひとりプチ祝杯をあげる。
とりあえず、自分では言いにくいと思い込んでいたことを、なんとか言えた自分に。
まあ、ひとつの転機だよな、これは。
2016年、2月6日。

25時に就寝。