午前中だけで仕事が終わる土曜日は嬉しい。
午後は長男を塾に送っていき、終わったら迎えに行くので終わってしまうのだが、その合間にちょっと本屋で買いものをするのは気分転換になる。
福岡・天神の再開発のため、天神ビブレ、天神コアが2月11日で閉店する。
中学生の頃、天神コアにあった紀伊國屋書店に行くのがとても楽しみだった。いまから35年くらい前には、Amazonもなく、欲しい本がほとんどその店内にある、という書店は、僕が暮らしていた地方都市には存在しなかったから。お洒落な博多女子には縁のない人生だったが、福岡ジュンク堂も今年6月から一時閉店してしまうらしいし、僕の「子どもの塾の間の書店巡り」はどうなってしまうのか。リアル書店にとっては、何かと厳しい世の中ではある。
書店くらいしか利用していなかったとはいえ、コアやビブレが閉店する、というのは、ひとつの時代が終わったというか、なんだか寂しい気分にはなるなあ。長男の塾通いも、あと1年くらいのものだろうけど。
寝る前に、半分くらい観ていた、映画『賭ケグルイ』の残り1時間をAmazonプライムで観た。
前半は「うーむ、劣化『カイジ』だな」という印象だったのだが、決勝のカードゲーム対決はけっこう面白かった。
この役を浜辺美波さんがやる必要があるのか?と思っていたのだが、後半目立っていたのは、「まいんちゃん」だった福原遥さんの「怪演」っぷりだった。「うう、まいんちゃん……」役者としての突き抜けっぷりと、子役時代からの変貌に、感心するやら寂しいやら。僕は原作を読んでいないのだけれど、映画版はオリジナルストーリーで、福原さんが演じていたのも映画オリジナルキャラだったそう。「無敗のギャンブラー」対、「賭けに負けない女」の対決が、途中からカオスになっていくのは結構面白かった。「劣化カイジ」なんて思ってゴメン。しかしよく考えたよなあこれ。この人たちが、なぜこんなにギャンブルに強いのか、というのが全く説明されないところも潔かった。こういうのって、理由を説明すればするほど嘘くさくなるからさ。
23時くらいに就寝。
賭ケグルイ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
- 作者:河本ほむら,尚村透
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/10/22
- メディア: Kindle版