じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「4人目」と「野球選手」という憧れの職業

朝からとても具合が悪く、最低限の仕事だけなんとかやって、あとはぐったり。
にもかかわらず、午後の外来のあと、当直。
夜半からけっこう雨が降っていたせいか、普段より少しだけ眠れたのだが、それにしてもつらかった。

ニュースで、巨人の高木京介投手も野球賭博に関与していたことを知った。中継ぎとして活躍していたピッチャーで、左腕の中継ぎが不足していたカープファンとしては、こういう選手がひとりいてくれれば、だいぶラクになるんだろうけどなあ、と思いながらみていたものだ。
昨年は一軍でも33試合に登板し、年俸も上がっていたのに。
野球賭博に関わったのは2014年の春だけということで、ギャンブル好きの同僚に誘われ、「そのくらいいいかな」って感じで乗ってしまったのかもしれないが、なんとも高くついた「遊び」になってしまったものだ。
本当に、もったいない話だと思う。
みんなが憧れるプロ野球選手としての人生を、そんなことで棒に振るなんて。
でも、きっとプロ野球選手になってみたら、そのなかでいろんな誘惑とかめんどくささとも闘わなければならないのだろうな。
プロ野球選手になってしまえば、自分がそうであることに慣れるし、そのなかで不満とかストレスだって出てくるはず。
清原みたいな大スターでさえ、満たされないものを抱えていたのだ。
有名になったり、お金を稼いでいたりすると、周囲からの「誘い」も増える。
なぜ今まで隠していたのか、というのと、隠しきれず、周囲に相談して、「自首」してくるまでの高木投手の内面の葛藤と。
僕はアンチ巨人だけれど、本当に、もうこれ以上賭博に関与した選手が出てほしくはない。
競馬とかにしておけばよかったのに、とか言っても、後の祭りではあるのだが。