じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

今年の『日本アカデミー賞』は、らしくないというか、けっこう順当な結果だったと思う。

午前中外来、午後からは病棟業務など。
なんだか一日中、ちょっと面倒な仕事が続き、風邪が治り切らないこともあって、つらい一日だった。
ようやく仕事を終えて、夕食を摂って、19時過ぎに帰宅。
シャワーを浴びて、女子日本代表の五輪アジア最終予選・第3戦の中国戦を観戦。
ここからなんとか3連勝、と期待していたのだが、前半に先制され、後半になんとか巻き返しを、と思ったところで追加点をあげられてしまった。
「でも、2−0は危険なスコアって言うし……」と自分に言い聞かせていたところで、横山のゴールで1点返した。
キャプテン翼』だったら、ここから大逆転勝利のパターンなのだが。
まあ、現実は『キャプテン翼』ではなく、あえなく1−2で女子日本代表は中国に敗れてしまった。
3試合で、勝ち点わずかに1とは。
そして、3試合終了の時点で、オリンピック出場が絶望的な状況になってしまうとは。
正直、逆の展開(3連勝で、残り2試合が消化試合)という可能性も考えていたくらいなのに、現実というのは厳しい。
まあでもなんというか、とにかくミスが多いのと、わざわざ難しいプレーを選択しているように見えるのだよな。
今日、中国に先制されたのも、自陣での油断からボールを取られ、決められたものだったし。
他のチームのレベルが上がってきたのか、日本代表の力が下降線なのか。
ピークからは力が落ちたかもしれないけれど、まだアジアレベルでは圧倒的に強いはず、というのは、過去の栄光からの過信だった、ということなのか。
女子マラソンも、高橋尚子野口みずきと2大会連続金メダルだったあと、こんな感じで、いつのまにか勝てなくなっていったのだよなあ。
こちらは「まだまだ日本のお家芸」だと思いこんでいるうちに、勢力図はすっかり変わってしまっている。
ただ、中途半端に惜しい負け方をするよりは、このくらい惨敗してしまったほうが、これから思い切って改革できるのではなかろうか。

その後、『日本アカデミー賞』を観賞。
まあ、『日本アカデミー賞』という名前のわりには、けっこう独特の選考基準を持つ賞ではあるのだが、最優秀主演女優賞が『百円の恋』の安藤サクラさん、最優秀助演女優賞が黒木華さんなど、今年の受賞者はけっこう頑張って選んだな、という感じだった。
最優秀主演男優賞二宮和也さん、最優秀助演男優賞は本木雅弘さん。ジャニーズの人がここに出てくるということは、受賞が有力、ということなのかもしれない。本木さんは元ジャニーズで、今は関係なさそうだけど。
最優秀監督賞の是枝裕和さんの紹介がけっこう短時間で、アメリカのアカデミー賞に比べると、日本映画ではまだ監督の存在感は薄いということなのだろう。
最優秀作品賞は、『海街diary』。今年はけっこう順当な選考だった。
少なくとも『東京タワー』が作品賞になったときの、出演者たちのほうが驚いていた年に比べれば。
あと、坂上忍さんの思い入れたっぷりの予想が、ことごとく「気持ちはわかる」のだがハズレていたのがちょっと面白かった。

24時に就寝。


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