じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「禁止されてやめられるようなら、それは本物の恋愛ではない」

 平日休みなのだが、平日でないとできない手続きなどがけっこうたくさんあって、それで夕方まで何もできず。まあ、こんな日もある、というか、こんなネット社会にもかかわらず、平日じゃないとできないことというのは、けっこうたくさんあるんだよな。だいぶネットで手続きできるようにはなってきたけれど。
 まあでも、それはそれで、自分の目に見えないところで、けっこうな金額が動いているというのは、なんだか怖いような気がする。
 あと何十年かすれば、生まれてから物質としてのお金を見たことがないまま、お金のやりとりをしている人間が出現してくるのではなかろうか。
 もっとも、今の世の中でも、昔の人からすれば、かなり不思議な感じになっているのだろうけど。

 『バーナード嬢曰く。』のアニメを観賞。
 3分くらいの短いエピソードが1シーズン分収録されているので、観るにはラクだ。
 「とりあえず読んだ気になっている!」町田さわ子に対して、リアル読書家の神林しおりが抱いている複雑な感情って、わかるような気がする。
 世の中には「本を読め!」って力説している人が多いし、読書にはそれなりの効果はあると僕も思っている。だが、本を読めば読むほど、「本ばかり読んで頭でっかちになっている人の限界」みたいなものはみえてくるし、内容に感動するというより、あら探しばかりするようになってしまう気がするのだ。
 最近、8歳の長男は文字ばかりの本をかなり読むようになっていて、感想などを話してくれる。とにかくその本のことを楽しそうにとめどなく語っているのを聞いていると、すごく嬉しくなるのと同時に、僕みたいになるのではないかと不安でもある。
 ただ、僕自身は、本を読んでいなかったら、もっとマシなこと、たとえば勉強やスポーツにいそしんでいたかと言われると、そんなこともなかったと思う。テレビゲームの時間がもっと増えたにちがいない。
 なんのかんの言っても、人というのは、やりたいことをやるしかないのではないか。
 AKB(NMB)の結婚宣言した人(須藤凜々花さん)が、「禁止されてやめられるようなら、それは本物の恋愛ではない」と言っていて、けっこう感心した。
 「やりたいこと」が犯罪や他人に迷惑をかけないことであることを、祈るしかないのかもしれない。
 しかし、雨も降りそうで降らず、なんだか憂鬱な日が続くな。
 宝塚記念は11頭立てになってしまったし。


バーナード嬢曰く。 [Blu-ray]

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