2月3日。節分。
鬼の役というのは、案外、1年間での子どもたちの成長を実感できる。
昔は長男も鬼の面をかぶって出てきただけで号泣し、その翌年は泣かなかったが豆を投げようとして後ろにバラバラと豆をこぼしていた。ところが、5歳くらいから、コントロールが定まってきて、小学生になってからは、少しは鬼の身にもなってみろ!と言いたくなるような剛球がビシビシ投げつけられた。
次男も今年からは覚醒し、鬼に豆をすごい勢いでぶつけてくるようになった。
幼稚園の節分の行事では鬼に逃げまどっていたそうなので、「鬼、こわくないの?」と尋ねると、「パパじゃん!」だとさ。そうか、お面をかぶっていても同一人物だと認識できるようになったのだな、と納得するのと同時に、パパだったらぶつけても良いのか!とも思う。
いや、良いんだけどね。変に遠慮されても困るし。
僕は巻寿司がけっこう好きで、それも助六寿司に入っているような、古典的な巻寿司が好きなので、恵方巻はむしろ嬉しい。コンビニの恵方巻とか、一年中売ってくれないかと思っている。豪華な海鮮恵方巻とか、ほっともっとの弁当を巻いた恵方巻とかには、ちょっと違う、という感じしかしないのだが。
批判も多いなか、恵方巻がそれなりに慣例になっているのは、そんなに高くもないし、大嫌い、という人も少なく、とりあえずその日に何を食べるか考えなくてもいい、というのがけっこう大きいのではないか、という気がする。
選択肢が多いと、今日は何にしようか、というのは、けっこう悩ましいのだが、「今日は恵方巻の日だから」と誰かに決めてもらえると助かるのだよなあ。
人というのは、案外、「自分で決めるのがめんどくさい生き物」なのではなかろうか。
そりゃ、高級フレンチの日とか、フカヒレの日とかだと、ご希望に沿えないかもしれないが。
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