夜、『ローグ・ワン』をテレビで鑑賞。
映画館でも観たのだが、『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品の中では、一番よくできているのではなかろうか。
しかし、この映画を観ると、洋の東西を問わず、みんなのために自分を犠牲にする行為というのは、美化されるし、人を感動させることを痛感する。
もっと自分を大切に、とは言うけれど、誰かが身を捨てなければならない状況というのはあるわけで。イエス・キリストは、究極の自己犠牲を体現した存在だしなあ。
太平洋戦争での「特攻」を連合国が異様に感じたのは、犠牲の大きさに比べて、ほとんど戦果が期待できない戦法だったからだ。
正直、準決勝でアジア最強の呼び声が高かったイランに勝って、準決勝で地元のUAEが破れ、やりやすくなったな、今回は優勝できそうだな、と思っていたのだ。カタールはUAEと関係が悪いので、観客も日本に好意的だろうし。
ところが、試合が始まってみると、カタール代表は僕のイメージよりずっと強いし、オーバーヘッドで先制されるしで、こんなはずでは……という試合展開になってしまった。
1対3で、森保監督就任後、初めての負け。
ただ、この負けに関しては、残念ではあるけれど、負けるときというのは、こういうものなのだな、ずっと楽しませてくれてありがとう、という気分だ。
好事魔多し。いろんなことがうまくいっている時ほど、落とし穴にはまることがある。
負けていて、点を取りにいくしかない状況なのに、選手交代が後手にまわってしまったのも、いままでこれでうまくいっていたから、だったのではないか。
いやまあ、純粋にカタール代表は予想以上に強かった、というだけのことかもしれないが。
ワールドカップを自国で開催するというのが、良いプレッシャーにもなっているのだろう。
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