WBCのデーゲームで、オランダがキューバに14対1で7回コールド勝ちしたことを知った。
たしかにオランダは強いが、日本戦を観ての印象では、キューバもそんなに弱いチームではないはずなのだが、2連敗での消化試合で、モチベーションも上がらなかったのだろうな。
キューバにも可能性があったら、こんなワンサイドゲームにはならなかったはずで、試合をする順番というのは結果にかなり影響するものだということを思い知らされた。
夜、日本代表は、イスラエル代表と対戦。
大会前は「イスラエルに野球をする人がそんなにいるの?」という感じだったのだが、けっこうイスラエルに縁がある選手は多かったようで、1次リーグは全勝し、二次リーグでもキューバに勝利。
日本代表はここまで2連勝しているものの、ここでイスラエルに負けると、3チームが2勝1敗で並ぶことになり、それでも諸条件では日本代表が有利であるものの、こういうときに予想外のことが起こるのがWBCでもある。
日本は2回この大会を制しているけれど、2006年の大会の2次リーグでは1勝2敗で、万事休すと思われたところでメキシコ代表がアメリカ代表に勝ってくれたおかげで、決勝トーナメントに進めたのだ。
優勝できるときって、そういう「めぐり合わせ」みたいなのがあるよなあ。
逆に、あまりにすんなり勝ち進んでいると、拍子抜けするくらいあっさり決勝トーナメントで負けることもある。
今日のイスラエル戦、先発はソフトバンクの千賀投手。
決勝トーナメントまでは少し間隔が空くので、投げられるなかで、いちばん状態の良い投手を、ということなのだろう。
これまでの両チームの試合ぶりからすると、打撃戦になりそうだったが、5回まで0−0。
6回の裏、筒香のホームランで日本が先制し、堰を切ったように、この回一挙に5点。これで試合はほぼ決まった。
9回の表、イスラエル代表の反撃で3点を失い、ちょっと嫌な雰囲気にはなったものの、8-3で、大会6連勝、負けなしで準決勝進出。
9回の表、大量リードしていてもちゃんとバックアップをしていた菊池はすごい。
当たり前のことを、こういう異様な雰囲気のなかで、当たり前にやるというのは、そんなに簡単なことではない。
小久保監督の適性など、いろいろ言われていたけれど、選手の能力そのものの高さとともに、それぞれの選手が自分の役割をきちんと果たし、接戦での強さも見せており、かなり強いチームのように思われる。
だけど、準決勝から先は、さらに相手も強くなるんだよなあ。
日本ラウンドに出場しているチームには「すごい選手が多いけれど、このポジションの選手が、ちょっと物足りない気がする」というウィークポイントがあったのだが、ドミニカやプエルトリコには、そういう隙がなさそう。
6連勝なんていうのは、うまくいきすぎていて、かえって少し不安でもある。
野球って、日本やアメリカのプロリーグでは、首位チームと最下位チームが3連戦をやれば、ひとつくらいは最下位チームが勝つのが普通のスポーツなのだし。
そうか、準決勝以降のアメリカでの試合は、日本時間では午前10時開始とかになるのか。
そういえば、前回大会の痛恨のダブルスチール失敗は、病院のロビーのテレビで通りすがりに観た記憶がある。
オークス馬・ヌーヴォレコルトが引退。
もう6歳だし、最近の成績を考えると、妥当な選択ではないかと思う。
あまり色気を持たずに、国内の牝馬路線に集中していれば、もっと稼げたような気はするけれど、海外でもけっこう活躍した馬だった。
同期の桜花賞馬はハープスターだったんだよね。なんだかもう懐かしいというか、ハープスターのほうが「大器」だと言われていたのに、いまではもう、思い出すのに時間がかかってしまう。
24時に就寝。
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