映画『トランスフォーマー最後の騎士王』と「代表チームに、消化試合はない！」のか？

　朝起きて、サッカー男子日本代表のサウジアラビア戦の結果を確認すると、日本代表は0−1で負けていた。もしこの予選最終戦にワールドカップ出場の可否がかかっていたら、きっと、今朝の日本は眠そうな人で溢れていたに違いない。
　この結果、日本とサウジアラビアがワールドカップ出場を決め、グループリーグ3位のオーストラリアはシリアとのプレーオフにまわることになった。そうか、オーストラリアも、これで終わりってわけじゃないんだよな。
　前のワールドカップのときの監督だったザッケローニさんの通訳をしていた人が書いた『通訳日記』というのを読むと、代表の試合は、どんな親善試合であっても、なんらかの目的やチェックポイントを持って臨むものらしいので、このサウジアラビア戦も、消化試合ではなかったはず。
　でも、アウェーだし、この結果で日本代表のグループ内での順位が変わるわけでもないので、とりあえず怪我人が出なければ御の字、だと僕は思っていた。
　よくわからなかったのは、こういう状況だし、若手や出場機会がなかった選手を積極的に起用してくるのかと思いきや、本田に岡崎が先発メンバーに入っていたことだ。
　協会のお偉方の「本田待望論」に対して、いまの本田のコンディションをみせて、オーストラリア戦での自分の判断が正しかったことを証明しようとしたのだろうか、とか、ちょっと邪推してしまうところもあるんだよなあ。
　招集するのなら、試合に起用するように、という約束になっていたのだろうか。
　ただ、この試合だけみて、本田不要論に傾いてしまうのも危険ではある。なんのかんの言っても、これまでの代表チームで、厳しい状況を打開してきたのは本田なのだし。

　仕事を終えて、映画『トランスフォーマー最後の騎士王』を観賞。
　もうそろそろ上映終わりそうだし、ネットでの評判も今ひとつなので、今作は観ないで『ワンダーウーマン』にしようかな、と思ったのだけれど、これまでずっと映画館で観てきたというのと、上映時間的にちょうど良かったので。
　すごい映像なんだけれど、もう変形シーンでは驚かなくなってしまった一方で、人間たちばかりが出ていると、「『トランスフォーマー』だろ？もうちょっとオートボットを出してくれよ、なんだこの冗長な、偽『ダ・ヴィンチ・コード』みたいなパートは、そもそも長い、長いよこれ……」と言いたくなってしまう。
　シリーズものって、こんなもんだよね、というか、お約束の気安さ、みたいなものが感じられるシリーズにもなってきたな、これ。
　ものすごくお金かかってそうなのに。
　それにしても、オプティマス・プライム節操ないなあ！

　カープはマツダスタジアムで阪神との第2戦。昨日勝ったことでだいぶラクにはなったのだけれど、今日は中村祐太と岩田の先発ということで、ちょっと分が悪いかなあ、と正直思っていた。案の定、試合終盤まで阪神がリード。とりあえず、昨日勝ててよかったな、と敗戦軟着陸モードに入っていたのだが、0−3から8回に同点に追いつき、延長11回の裏、会澤のサヨナラタイムリーで、2夜連続のサヨナラ勝ち！マジック10！
　昨日も今日も、負けていてもおかしくない試合だったのだが、これが優勝するチームというものなのか。
　
　25時に就寝。

fujipon.hatenadiary.com
fujipon.hatenadiary.com