12月22日。今年の有馬記念は早いな。有馬記念とM-1が同日のときって、なんか落ち込みながらM-1観た記憶しかないな、と不安になる。
日中はインフルエンザで自宅待機中の次男と家でゲームをやって過ごし(もうだいぶ元気になった)、みんなが寝静まった後で、なんとか情報を遮断して楽しみにしていた有馬記念を観戦。
スタートまではワクワクしていたのだが、ゲートが開いてからゴールまで、全く興奮する瞬間は訪れず、優勝機種インタビューが始まりそうだったので即座に再生を停止した。個人的には全く見どころがなく、スタートでルメールの馬は出遅れるし、これまで散々裏切られてきた馬たちが馬券内を占めて、嫌がらせかよ、としか思えなかった。もう二度とこのレースを再生することはないだろう。去年の武豊の「メリークリスマス」がすでに懐かしい。
有馬記念って、中山2500メートルというコースや使い込まれた馬場状態など、元々荒れやすいレースではあるし、ドゥデュースが回避し、強風が吹き荒れていた時点で悪い予感はしていたのだが、買うほうが悪いと頭ではわかっているのだが。
結果的に、ドウデュースがこのレースに出走できなかったのは、馬のキャリアに傷をつけるリスクを考えると、良かったのではないかと思う。こんな10回やったら全部違う結果になりそうな不確定要素が強すぎるレースでは、力を出し切れたかどうかわからない。こんなレースを走らずに済んだのは、ツキがある馬だったのかも。
長年競馬をやっていると、有馬記念って、感動のエンディングが2〜3割、残りは「なんだこれ?」と年の瀬にドン引きするようなレースになることはわかっているつもりだ。つもりなのに、毎年レース前になるとそれを忘れて、自分にとって望ましい結果の馬券を買ってしまう。それにしても今年は酷かったな。
なんかもうやる気も無くなって、録画していたM-1も最終決戦だけ観た。令和ロマン、もうM-1攻略法を見つけたって感じだな。なんかそれはそれで面白くない。そもそも、有馬記念で絶望している時点で、どんな漫才でも面白がれる心境ではないのだが。そっちの連覇かよ!ドウデュースにしてくれよ!と内心毒づきつつ、最近効きが悪くなっているレンドルミンD(眠剤)半錠では不安だったのでとっておきのデエビゴ(眠剤)を1錠投下したらけっこうすぐに眠れた。化学物質偉い。デエビゴ、普段は翌朝に効果が残る感じがするので内服するのを躊躇うのだが、今日はもう仕方がない。クソレースは寝て忘れるに限る。今年の競馬界は本当にひどかったな。こんな不祥事と不確定要素だらけのものにお金を賭けるなんてバカだ。……僕はバカだ。
馬券が当たるとそれはそれで自分の運を使ってしまったのではないかと不安になるので、どう転んでも不安になってばかりの人生、ではあるのだが。
僕の2024年も人生最悪レベルにひどかった。生まれてきた不運に次ぐくらい。さっさと終われ、2024年。
年齢を重ねていくたびに、うまくいったときの喜びよりもダメだったときの落ち込みが大きくなっているし、最低限の仕事をこなし、静かにゲームでもやって余生を過ごすべきなのだろうな。とか思いつつゲームをやると3Dに酔い、難しくて苛立つ。出口なし。いや、あるのは知っているけれど、そこには”GAME OVER”と書いてある。