さて、今日もけっこう忙しかったし、このまま順調に帰れるといいのだが……と思っていた夕方に、「TOKIOの山口達也メンバーが強制わいせつ容疑で書類送検」というニュースがスマートフォンに表示されて驚いた。
は?強制わいせつ?
記事によると、自宅マンションに女子高生を呼んで、酒をすすめたり、無理矢理キスしたりしたらしい。
Twitterのタイムラインをみてみると、いま10代後半くらいの人たちは、「山口達也『メンバー』って、ヘンなの」とざわめいていたのだが、僕は、「ああ、『メンバー』久々に聞いたな」と、ちょっと懐かしい気分になってしまった。
「メンバーを知らずに、僕らはうまれた〜」という替え歌が浮かんできたので、頭のなかで歌ってみた。
ジャニーズのタレントだけ、こういうときに「さん」でも「容疑者」でもない、特別な呼び方があるというのも不思議な話だよね。
あらためて調べてみたら、稲垣吾郎さんの道路交通法違反・公務執行妨害の容疑が2001年、草彅剛さんの全裸泥酔事件が2009年で、9年ぶりの「メンバー」だから、若者たちは知らない、覚えていないのが当たり前なのだ。
しかし、当時も違和感ありまくりだったのに、2018年になっても、NHKが「忖度」するのだな。
僕自身が知っている範囲の情報からすると、稲垣さんの場合は、現場が混乱していて半ばパニック状態になり、悪意はなかったようだし、草彅さんの件に関しては、僕も酔っ払って人に迷惑をかけたこともあるので、まあ、一度くらいは若気のいたり(っていっても、そんな年齢じゃなかったけどさ、それもまた、若い頃にお酒で痛い思いをする機会がなかったからなのかもしれないし)、ってことで、大目にみてあげて良いのではないか、と思っていた。酔っ払ってセクハラとかするよりは、はるかにマシだよね。マシだから正しい、というわけじゃないけど、なんか同情してしまう。
当時「メンバー」と呼ばれていたのは、報道する側も、「この事件で『容疑者』と呼ぶのは、ちょっとしのびない」というような気持ちがあるのかな、とも感じていたのだけれど、今回の山口達也メンバーは、さすがに同情しようもない。というか、ジャニーズの人気タレントだから「メンバー」だったのだ、ということが、17年を経てようやくはっきりした。
いくらTOKIOでも、46歳のオッサンに言い寄られたら、女子高生だって「は?」って感じだよね、ふつうは。
なぜ自分の立場を考えて、自制できなかったんだ山口メンバー……まあでもこういうのって、「本当に好きだったんです!」って主張すれば、「噓だろ!」というのを証明する手段もない。もちろん好きでもやっちゃダメなことだが。
稲垣さんと草彅さんの事件って、今から考えれば、あんなにバッシングされるようなことだったのか?と思う。今は、そう思っている人は多いはずだ。SMAP解散前に、タモリさんが草彅さんに「もうそろそろいいんじゃない?」とお酒をすすめていたのを思い出す。少なくとも公の場では、草彅さんはあれから全く飲んでいなかったのだ。お酒が好きな人が、一度の酒の失態で(迷惑をかけたのは事実だが、致命的なものではなかろう)、ずっと禁酒するというのは、つらかったはずだ。芸能人というのは、人に見られる仕事というのは、大変だよね。
あの二つの事件は、みんな彼らの社会的責任を責めているというよりは、面白がって騒いでいるうちに、話が大きくなってしまったようにもみえた。
それに比べて、今回の「山口メンバー」は……
これって、まさに「パワハラ+セクハラ」のコンボ、しかも、相手は女子高生というのだから、開いた口が塞がらない。性癖、というのはあるもので、本人にもどうしようもないのかもしれないけれど、今回のようなことが抑えきれないのであれば、治療が必要なレベルだろう。
TOKIO、ジャニーズのなかでの微妙なポジションから、身体を張り、知恵を絞って、ここまでの人気グループになったのにねえ……
「魔がさした」にしては、やっていることがあまりにも計画的だし……
あらためて考えてみると、書類送検の段階では、起訴されるかどうかもわからないし被害者とは示談が成立し、被害届を取り下げている、という話もあるようなので、不起訴となる可能性も高そうだ。それなら、「山口達也さん」で良さそうなものなのに、「メンバー」とかつけるから、かえって特別扱いされている感じがする。
ただ、「本人が大筋で認めている」としても、まだ書類送検の段階でバッシングしまくるのも、それはそれで、少し冷静になったほうが良さそうではある。
稲垣メンバーのときには、僕も「調子に乗りやがって、助手席に菅野美穂だと!(事実かどうかは知らないけど)」と怒り、のちに反省したので。
モヤモヤさまぁ~ず2 10周年記念 歴代メンバー全員集合スペシャル ディレクターズカット版 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Sony Music Marketing inc. (JDS) = DVD =
- 発売日: 2017/11/29
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀
- 作者: 仲山進也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
ナガセケンコー メンバー交換用紙 野球 ソフトボール兼用 10冊入 MB
- 出版社/メーカー: ナガセケンコー
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る