じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』と田中広輔選手の連続フルイニング出場が途切れた夜

 平日休みだったので、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』を観賞。ものすごく面白いわけでも、つまらないわけでもない、クリス・ヘムズワースさんイケメンすぎる、そんな映画だった。『メン・イン・ブラック』シリーズは、観るたびに「もうちょっと面白いはずじゃなかったっけ」みたいなことを思う。でも、とりあえず朝から職場以外の空気を吸いに出ているおっさんにとっては、このくらいの熱量の映画がちょうど良い気もする。

 夕方、長男を迎えに行ったあと、塾へ。
 家庭教師の先生の都合で、最近は教室に連れていくことが多いのだが、移動時間の長さを考えると、効率が悪いのではないか。ただ、その移動時間は家にいたら勉強するか、と問われたら、たぶんユーチューブとかを見る時間にしそうなので、とりあえず一緒に車に乗っているだけでも、親子関係の維持には役立っているのかもしれない。
 勉強を嫌いにさせたくはないが、いまの勉強量では中学受験といっても厳しそうだし、さて、どうしたものか。

 もうさっさと終わってほしい交流戦カープはロッテとの試合。ついに「聖域」田中広輔がスタメンから外れて、1番にルーキーの小園が起用された。
 今シーズンの田中広輔はあまりにも調子が悪すぎて、本人のためにも外したほうが良いのではないか、と僕も思っていたのだけれど、代わりがいきなり小園とは。
 そりゃ、いつかは小園、というのが既定路線だと思ってはいたけれど、小園は二軍でもようやく結果が出はじめた、という感じなのに。
 ところが、その小園がいきなりヒットを放ち、それがきっかけで打線もつながって、前半で6-0の大量リード。久々に余裕で試合を観ることができる、と思っていたら、リリーフ陣が次々に打たれて、最後はフランスアで追い付かれて6対6に。なんなんだこれは。
 会澤のサヨナラタイムリーでなんとか試合には勝ったものの、なんとか勝ちを拾えたことと、小園の活躍と床田の復調以外だけが収穫だった。
 しかし、小園スタメンとは思い切ったけれど、あらためて考えてみると、田中広輔の次にショートを守れる選手といえば、小園になってしまうというチームの現状を思い知らされた起用でもあった。考えてみれば、田中広輔がずっとショートでフル出場しているあいだ、カープの1軍のショートは、他の誰も守ったことがなかったのだ。
 菊池がポスティングでメジャーリーグに挑戦、という話もあり、カープの二遊間の今後は不安だよなあ。だからこそ、今年は内野手をたくさんドラフトで獲ったのだろうけど。
 田中広輔選手は、これで少し気楽にはなったと思うので、またこれから気分転換してがんばってほしい。老け込む年齢ではないし、なんのかんの言っても、まだ、守備走塁打撃、チームの精神的支柱としての総合力では小園とは大きな差がある。これから小園は、すごいスピードでその差を詰めてくるはずだが。