じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「農業は種としての人類を繁栄させたが、ひとりひとりの人間を幸福にしたとは限らない」

 昨日遅めに帰ってきたあと、寝付けなくて酎ハイを飲んで寝たためか、風邪がぶり返してしまった感じ。とりあえず教育講演会に出席できたのは良かったのだが、疲れてもいるので、最低限の用事だけ済ませ、あとは家で横になっていた。
 日本ハム陽岱鋼選手がFA宣言。CSファイナルのソフトバンク戦では好守でチームを救っていたのだが、日本シリーズでは、やたらと粘っこい日本ハム打線のなかで、ひとりだけ淡白というか、気の無いスイングをしていたように見えた。こちら側としてはありがたかったのだが、いろいろあったのかな、と勘ぐってしまうところもある。前に球団と年俸で揉めてもいたし。
 29歳の主力選手に「ウチは若い選手のチームだから」と言わせてしまう日本ハムというのは、これまでも多くの主力が抜けながら好成績を残しつづけているのだから、組織としては本当にすごい。
 ただ、選手にとっては、つねに「お前の代わりはいる」ことを突きつけられている厳しいチームなのかもしれない。
 最近読んだ『サピエンス』という本に「農業は種としての人類を繁栄させたが、ひとりひとりの人間を幸福にしたとは限らない」と書いてあったのを思い出した。
 それでも日本ハムは強いのか、それだから日本ハムは強いのか。

 イラクで拘束されていたジャーナリストの常岡浩介さんが解放されたとのこと。
 とりあえずよかった。

 25時に就寝。
 

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

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