トランプ大統領が誕生。
日本のテレビでも生中継していて、注目されているのだな、と痛感する。
From this day forward, it's going to be only America First, America First.
今日から今後は、ただひたすら「アメリカ第一、アメリカ第一」です。
すごい就任演説だな……と思ったのだけれど、あらためて考えてみると、どこの国の権力者でも「自分の国が第一」と国民に言うのは、当たり前のことであり、これまでのアメリカが「世界の警察」であったことのほうが特別なのかもしれない。
とはいえ、建前だけでも「世界のために」というのがこれまでの大国のトップのスピーチだったのだから、これは劇的な変化だよなあ。
TPP離脱にオバマケア撤廃へ。
こういう大幅な方向転換に対しても「まあ、トランプ大統領だからな……」と、みんな反対する気力もなくなってしまっているようにみえる。
オバマさんみたいに「話をきいてくれそうな人」なら交渉してみよう、と思うのかもしれないが、なんか「何を言っても変わりそうにない」感じだものなあ。
そもそも、アメリカ国民がそういう選択をしたのだし。
夜、池上彰さんのニュース解説をみていて、アメリカ大統領の権力の大きさに驚いた。
「いくらトランプさんが大統領でも、ひとりの力じゃできることは限られているだろう」というのは日本の感覚で、アメリカ大統領は少なくとも国内のことについては、個人的な考えでほとんどのことが「できる」のだ。
そうだよなあ、あのトランプさんが、「核のボタン」を持っているんだよなあ。
世界は、すごいことになっている。
ちょっと頭が痛かったので、24時には就寝。
トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲 (朝日新書)
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