じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『おんな城主 直虎』第35回「蘇えりし者たち」で、みんなが但馬のマネをしているシーンは、沁みた。

 雨が降っていることもあってか、家を出るときに少し肌寒いくらいだった。
 もちろん、それなりの気温はあるのだろうけれど、すっかり秋めいてきたな、と思う。
 家に帰ってきたときも、クーラー無しで大丈夫だったし。
 月曜日らしく、仕事はまずまず忙しく、なんだか疲れてしまったので、すぐにシャワーを浴びて、2時間くらい眠ってしまった。一度仮眠してしまい、夜眠れなくなるのはダメなパターンなのだけれど。
 起きてから、昨日観られなかった、『おんな城主 直虎』を観た。
 第35回「蘇えりし者たち」。
 『池の水全部抜く』に視聴率で負けた、などというニュースも観たけれど、24時間テレビに池の水に、大河ドラマも大変だなあ。
 龍雲丸、前回死んでしまったかと思いきや、なんとか一命をとりとめ、衝撃のキスシーンは、薬を口移しで飲ませる場面だったことが判明。
 ああ、でもこれは、小野政次がずっと夢見ていたこと、ではないかなあ。
 かたや口移しで薬を飲ませてもらい、かたや本人が望んだこととはいえ、槍で突かれてとどめを刺され、真意はさておき、罵声を浴びせあったのだから、人生というのは割にあわないというか、やるせないものではある。
 避難先で、みんなが小野但馬の真似をして笑うようになった、というのは、「死の受容」というものの経過をあらわしているようで、沁みるものがあった。
 いまの小野但馬なら、「好きでそんな顔をしていたわけではない!」とか言って、笑ってくれそうな気がする。
 ただ、このドラマ、徳川家康をいい人に描こうとしすぎているのが、なんだか鼻につくのだよなあ。いくらなんでも、こんなお人好しではないだろう。むしろ、「善人ぶっているが、結局やることはやる利己主義者」にもみえてくる。
 まあ、とりあえず平和な回ではあった。「池の水全部抜く」のほうを録画しておけばよかったのではないか、と思うくらいに。

 25時に就寝。


NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた

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