体操の世界選手権で、6連覇していた内村航平選手が左足首の怪我で棄権。
勝負の世界に絶対はない、ということだろうし、ハードな練習をずっと続けてきているのだから、こういうこともあるよね。というか、ここまで勝ち続けてきたことそのものが凄いことだ。
2020年の東京オリンピックは、現在のトップ選手にとっては、目指すにはまだ先だし、諦めるにはあと3年だし……という感じだよなあ。
今日もまた、プロ野球では退団、戦力外のニュースが続いた。
カープの梵英心選手が出場機会のあるチームへの移籍を目指し、自由契約となることが発表された。
梵……ここ数年の成績や試合での動きをみていると、もう今年で引退なんだろうな……でも、梵ほどの選手であれば、引退するのなら、引退試合なり、せめて消化試合で一軍に上げて打席に入るくらいのことはするだろうし……と気にはなっていたのだ。
今のカープの選手層からすると、一軍に梵選手の居場所をつくるのは難しそうではあるし、堂林選手がサードを守れなくなったのに、サードを守れる右の代打としてもお呼びがかからなかったのは、「そういうこと」なのだろうとは思っていたのだが、ファンとしては、広島県の三次出身の選手でもあり、カープでユニフォームを脱いでほしかったな、という気持ちもある。
傍からみれば、もうあと何年も出来るような状態ではなさそうだし、功労者として、何らかの形でカープに残ったほうがよかったのでは……とも思うのだけれど、こういうのは、本人のイメージと周囲の評価は、一致しないものなのだろうな。
正直なところ、去年で引退勧告されてもおかしくないと感じていたし、球団も勝てない時代を支えた選手に礼を尽くし、梵選手は、それでももう一度公式戦でグラウンドに立って勝負したかった、ということで、これはもう、致し方ない別れだと思いたい。
梵選手がやり尽くしたと満足できる居場所が、うまく見つかりますように。
京大卒のロッテ・田中英祐投手が戦力外通告を受けた。
ルーキーイヤーの2015年はけっこう話題になっており、一軍でも投げていたのだが、翌年からはほとんど名前を聞かなくなっていたのだよなあ。
ロッテの伊東監督が、田中投手に対して、「騒がれて入ってきたのに、1年目にちょっと投げただけで、かわいそうなことをした」と発言していた。
伊東監督自身も今年で監督を辞任する、ということで、センチメンタルな気分ではあったのだろうけど、正直、プロ野球に入って活躍できなかった選手に「かわいそうなことをした」と言うのは、かえって失礼ではないか、とも思う。
田中選手が京大卒じゃなかったら、「残念」はあっても、「かわいそう」だとは言わなかったのではないか。
結局、その「京大卒」というレッテルが、田中投手のプロ野球人生には、あまりプラスに働かなかったような気がする。
監督まで、「せっかく京大を出たのに、こんなふうに(力不足なのに)プロ野球に入ってきて、話題にされただけで使い捨てられてしまって」と思っているようでは。
もし、「京大」の話題性がなければ、指名されなかったか、もっと下位指名で基礎からつくりなおされて、成功していた可能性もあったのではないか。
でも、京大を出る人はたくさんいても、京大を出て、プロ野球の世界を実体験した人はものすごく珍しいのだから、この経験を活かすこともできるはず。もちろん、まだ現役にこだわる可能性もあるけれど。
中日では、カープの天敵・八木投手も戦力外に。
いっそのこと、カープで獲ってしまえば、少なくともカープ戦に出てくることはないんじゃないか、とか、つい考えてしまう。
ああ、まだまだこれから、寂しいニュースが続くんだろうな。
梵と同じ三次出身の永川投手は、どうするのだろうか。
25時に就寝。
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