じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「田中将大投手が東北楽天に復帰する」ことへの複雑な感情

 平日休み+まだ緊急事態宣言下なので、なるべく自宅で待機。

 田中将大投手が東北楽天に復帰する、というニュースをみて驚いた。
 今シーズンは、日本球界・楽天復帰が有力視されている、というのは何度も見かけてはいたのだが、ヤンキースのローテーション投手でバリバリのメジャーリーガーであり、年齢もまだ30代前半。いくらヤンキース残留が難しくなり、新型コロナの影響で移籍先のチーム探しがはかどらないとしても、最終的にはメジャーリーグにこだわるのではないか、と思っていた。
 楽天も破格の条件を出してきたのだろうけど、新型コロナの流行が続いているなかで、アメリカで生活していくことへの不安もあったのかもしれないなあ。

 日本で投げる姿を見られるというのは楽しみではある。その一方で、日本での最後の年、楽天で日本一になったときの24勝0敗、という成績があまりにも凄かったので、このまま日本では「伝説の存在」でいてほしかった、という思いもあるのだ。24勝0敗で日本一に貢献してメジャー行き、なんて、これ以上の成績が現代のプロ野球で可能とも思えない。ああ、そういえば野村克也さんも星野仙一さんも、もういないのだな。

 カープファンとしては、復帰してチームを優勝に導く、という黒田博樹投手と同じことを田中将大投手がやると、黒田さんが「空前絶後」でなくなってしまう、とも、ちょっと思ってしまう。
 ただ、メジャーリーグに適応した田中投手が、日本のプロ野球で以前のように活躍できるかどうかは、正直疑問でもあるのだ。ボールの違いにも、慣れるのに時間がかかるかもしれない。
 そして、パリーグには、ソフトバンクがいる。ムーア投手との再契約が困難ということで、戦力的な差は埋まってはいるけれど、選手層が違うものなあ。しかし、新型コロナが、まさか1年以上も世界に蔓延しつづけるとは、去年の今頃は思ってもみなかった。暖かくなったらおさまるだろう、くらいに考えていたのに。

 それでも、今年もたぶん、日本のプロ野球は開幕する。ずっと無観客とか観客数制限になったら、カープの資金が心配だ。