じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

松坂大輔投手と新庄剛志さんの「プロ野球選手である」ことの価値

 仕事を終えて、2回目の歯科受診。痛いときや差し歯が取れたときには「歯医者さん、頼む!」という気分になるのだが、自覚症状がない状態になると、「歯石取りかあ……あれけっこう痛いし、気持ち悪いんだよなあ……」と気が重くなってしまう。とはいえ、自分の歯で食べられる期間を引き延ばすためには、この機会にメンテナンスをしておいたほうがよかろう。親不知を抜いたときの困難を思えば、歯石取りなんてまだまだ序の口ではある、と思いたい。
 歯科受診を終えると、ドッと疲れが出てしまって、家でやろうと思っていたことが、ほとんど何もできず、YouTubeで動画をだらだらと見続けていた。時間の無駄、ではあるのだけれど、有意義な時間の使い方をするためには、けっこう元気と体力が要るのだ。困ったことではあるが。
 西武の松坂大輔投手が年俸2000万円(推定)で、来年の契約を結んだとのこと。ソフトバンクでずっとリハビリをして、中日で1年間少し復活したあと、またリハビリをして……本人もつらいだろうし、昔のピッチングに戻ることはないと思うのだが、それでも現役にこだわる姿には、感動はしないが不思議な気はする。2000万円なら、引退してタレント活動をしたり解説者にでもなれば、軽く稼げそうだし。思えば、甲子園で大活躍して優勝投手になり、西武でもエース、メジャーリーグでもそこそこ活躍したなんていうピッチャーは、空前絶後ともいえるのだよなあ。だからこそ、こうしてずっとリハビリでも契約してもらえるのだろうけど、今の松坂が支配下で契約してもらえるのならば、集客効果とかチームのムードを変えられる存在として、新庄剛志選手のプロ野球復帰があっても良いのではなかろうか。まあ、新庄も、結果的には「挑戦して良いところをみせて、復帰は叶わず」というのは、どこかと契約して文字通りの「客寄せパンダ」にされるよりは、今後の人生のプラスになりそうではある。それも、何がプラスか、お金を稼げればプラスなのか、と考えていくと、よくわからないのだが。


もう一度、プロ野球選手になる。

もう一度、プロ野球選手になる。