じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

クリスマス・イヴの有馬記念の枠順抽選会で、武豊騎手に感心せずにはいられなかった。

 クリスマス・イヴに有馬記念の枠順抽選会。
 有馬記念の中山2500mは、基本的に外枠だと不利なコースで、内の偶数枠、馬番でいれば、2、4、6くらいがとくに良いイメージがある。ジェンティルドンナの引退レースで、僕はもうジェンティルきついなあ、中山の2500mも向いてなさそうだし、と馬券をスルーしていたら、見事に引退レースを勝たれてしまったのが2枠4番だったのだ。良い枠引いたなあ、でも、ちょっと無理だろう、と思い込んではいけないのが有馬記念。最近は昔ほど荒れなくなった印象もあるけれど、去年だって断然人気のアーモンドアイが敗れているわけだし。
 馬番が決まったあと、各馬の騎手に電話でインタビューしていたのだが、ガラ悪いなあ、と思う騎手が多くて、なんだかなあ、という感じ。そりゃ、勝負師なんだから、芸人みたいな面白い受け答えを期待しているわけじゃないけど、レジェンド・岡部幸雄元騎手に「岡部さん、どこ引いてんの〜」とかまだ若い騎手が言っているのを聞くとがっかりする。CSとはいえ、テレビで流れているんだから、そういうところでのメディア対応はしっかりやってくれ……そんななかで、「抽選役の葵わかなさんの赤いドレスをみて、赤の枠(3枠)かな、と思いました」と、ちゃんとゲストを立てつつ当意即妙な受け答えをした武豊騎手は、やっぱり、競馬界の第一人者だよなあ、と感心してしまった。「武さん30回目の有馬騎乗になるそうですね」という司会者に「10歳のときから乗ってますからね」と返したのもさすがの一言。ルメール騎手や福永騎手など、超一流どころは、こういうときのコメントもきちんとしていて(まあ、面白味がない、と言えなくもないけれど)、超一流と一流の差は、こういうところにも出るような気がした。調教師だって馬主だって人間だから、やっぱり、人柄も見るだろうし。武豊に乗ってもらうのが憧れ、という馬主の気持ちもわかる。
 僕の本命は5枠9番クロノジェネシスで、カレンブーケドールと同枠になったので、5枠から総流しでいく予定。当たってもそんなに儲からないだろうけど、有馬は当てたい。誕生日だし。……リスクを考えると、賭けないほうが良いかな……

 いちおうケーキを食べたりプレゼントを買ったりしたが、明日は残念ながら早番なので、『明石家サンタ』は録画して日付が替わる前に寝た。


fujipon.hatenablog.com