じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

武豊騎手が告白した「行ったことがない店」と『おんな城主 直虎』第1回

 冬休み最後の日曜日ということで、長男・次男を連れて遊びに出かけた。
 雨模様のため、行き先はゲームセンター。
 長男がマリオカート太鼓の達人が上手くなっていることが嬉しいのはゲーマー親だから、なのだとは思うが、2歳の次男が、フードコートの水を自分でくみに行きたがり、飲み終えたあと、紙コップを自分でゴミ箱まで持っていき、「ポイ!」と捨てたのには、ちょっと感動した。
 いつの間に、こんなことができるようになっていたのか……子どもの成長と保育園ってすごいな。
 ……と感慨に浸っていたら、フードコートでニヤニヤしながら逃げ回り、まあ、成長しているところもあれば、そうじゃないところもあり、だよなあ、というか、これはこれで、成長のひとつの形だというべきなのか。
 そういえば、長男も同じくらいの年齢のとき、突然ダッシュしてどこかに行ってしまう習性があって、桜満開、すごい賑わいの京都で、辟易したのをよく覚えている。
 やはり兄弟、ということなのか。


 長男の塾を挟んで、夕食まで摂って、21時に帰宅。


 みんなが寝静まったあと、『競馬BEAT』を観た。この時期のレースはとりあえずそんなに賭けるわけでもないので気楽ではある。
 武豊騎手に麒麟の川島さんがインタビューしていたのだが、その中で、藤田菜七子騎手へのコメントを求められ、「嫉妬しちゃいますね、人気だけは負けたくない……」と苦笑しながら語っていた。少なくとも現時点では格が違う、としか言いようがないのだけれど、「嫉妬してますよ」なんて言うのも絵になる人というのは、そんないないよねえ。  あと、今年、年男で48歳になる武豊騎手が、「騎手を31年やってきて、みんなが行っているところに自分は行く機会がなかった。ディズニーランドには26、7年前に行ったきりだし、吉野家にも入ったことがないんです。なんか、注文に約束事みたいなのがあるんでしょ?そういうのも不安で……」と語っていたのは興味深かった。
 そうか、吉野家って、行かない人は、行かないんだよね……慣れていれば、店に入って「牛丼並一杯」って言うだけで、『ラーメン二郎』のような殺気はないのに……って、『二郎』も慣れている人にとっては、「なんで敷居が高いとか言われるの?」って感じなんだろうなあ。
 騎手という仕事だから、減量を考えると牛丼はNG、の可能性もあるのか。
 あと、弟の武幸四郎さんの調教師転身については、「もちろん受けるのは知っていたけれど、まさか今年調教試験に受かるとは思っていなかった。2016年一番のサプライズでした。(自分も)騎乗数が減っているので、良い馬をつくって乗せてほしい」とのことだった。
 ここ数年の武豊騎手は、むしろ、一時期のちょっと停滞していた時期から、あらためて存在感を見せつけている。
 ほんと、何をやっても絵になる男、だよなあ。
 そう思って馬券を買うと来ないんだけどさ。


 大河ドラマ『おんな城主 直虎』の第1回を観賞。
 うーむ、『真田丸』が特別だっただけで、こういうのが大河ドラマらしい作品、なのかもしれないけれど。
 冒頭、女の子の「勇気と無鉄砲さ」をみせるために、高いところから飛び込んだのをみて、「これはちょっとイケてないというか、あまりにもベタすぎないか……」と心配になった。
 直虎の子ども時代を演じた子役も、がんばってはいるのだけれど、なんだか『いないいないばあっ!』を観ているみたいだし……
 『真田丸』は登場人物が有名で描かれている期間も長く、情報の密度が高いドラマだったけれど、『直虎』は、この題材で1年もつのだろうか、とか考えてしまう。
 実際、第1回の時点で、無くてもよさそうなシーンがけっこうあったし。
 しかし、戦国時代では、こういうケースで、亀之丞みたいな子どもも殺されるのが「あたりまえ」だったんだよなあ。「時代が違う」とはいえ、つらい話だ。
 
 さすがにくたびれていて、25時に就寝。