じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

災害への距離感と『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』最終話

 金曜日なので、早めに出勤。
 予定外の検査があったものの、比較的平和な一日ではあった。
 仕事を終えて、書店に寄ってコーヒーを1杯飲んでから帰宅。

 今日のカープナゴヤドームで中日戦。
 ナゴヤドームは鬼門なんだよなあ、と、ちょくちょく試合経過を眺めていたのだが、薮田が完封してくれて、3−0で勝利。薮田は今シーズン2度目の完封で、14勝目。
 ソフトバンクの東浜や阪神の秋山の活躍も予想外だったけれど、カープファンとしては、薮田がこんなに勝ってくれたというのは、ドラフト時の落胆も記憶しているだけに、信じられないというか、嬉しすぎる誤算ではある。
 阪神戦は接戦続きで、リリーフ陣も連投していたので、薮田がひとりで投げ切ってくれたことも大きい。黒田さんが「リリーフの負担を減らすために、少しでも長い回を投げたい」と言っていたのを思い出す。これでマジック7。

 DeNA戦で、阪神の鳥谷選手が2000本安打を達成。
 良い場面のタイムリーヒットで、試合にも勝ったので、理想的な記録達成という感じ。
 
 寝る前に『ドキュメント72時間』を観ようとテレビを点けたら、秋田の震度5強の地震に関するニュース速報に差し替えられていた。これはもう仕方が無いのだけれど、秋田でそんな大きな地震が起こっていても、九州ではあまり実感がわかない、ということをあらためて痛感した。逆に、九州で起こった災害も、東北からは「遠い」のだろう。東京で何かあれば、別なのかもしれないけどさ。

 時間があるときに少しずつ観ていた『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の第10話、最終話を観た。
 正直、「こいつら、いつまで子どもの頃のことを引きずっているんだろう。昔どんなことがあったとしても、人間は忘れるものだし、ずっと同じ人を好きでなんていられないものじゃないのか?」と、斜に構えつつも、どうやってオチをつけるのかと気になっていたのだが、最終話には泣いた。参ったなこれは。内容に共感できる、とかそういうのではなくて、人間の「泣いてしまうツボ」みたいなものをピンポイントでグリグリ押されてしまった気がする。
 観客を泣かせるのって、「技術」なのかもしれないよね。
 そう思っていても、泣いちゃうんだよなあ。涙腺緩いや。

 25時に就寝。