じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『おんな城主 直虎』第41回「この玄関の片隅で」:キレやすいのは最近の若者や高齢者だけじゃなかった!

 また1週間のはじまりの月曜日。寒い。ついこのあいだまで、日中は半袖で良いんじゃないか、と思うくらいだったのだが。
 日本は四季があっていいねえ、とは思うのだけれど、着るものを季節によって替えないといけないのは、けっこうめんどくさいよなあ。

 とりあえず外来と病棟の仕事をして、書類もいくつか片づけて、雨の中帰宅。

 昨日観るのを忘れていた『おんな城主 直虎』第41回「この玄関の片隅で」を観た。
 総じていえば、平和な回というか、2ヵ月に1回くらいある、あまり物語が進行しない、ちょっとここらで小休止、という感じの回だった。
 六左衛門が、すっかり「無能キャラ化」されているのがけっこう悲しい。
 この回は、人にはいろんな働きかたがある、というテーマだと思うのだが、そのために、これまで苦労してきた六左をここまで貶める必要があったのだろうか。
 近藤さんもまた意地悪キャラになってるし。
 最後のほう、初陣を狙っていた万千代が、直虎に間接的にたしなめられて、「ころすころす〜」とバタバタやっているのは、さすがに徳川四天王をバカにしすぎているのではないか、と思ったのだけれど、先日、Wikipediaをつれづれに眺めていたら、井伊直政は忠誠心が高く、武勇に秀で、難しい交渉事もきちんとまとめられる才人であったものの、他人にも厳しく、キレやすいところがあったのだそうだ。
 周囲や家来にとっては、けっこう扱いが難しい人だったのだ。
 このドラマで描かれている万千代は、ちょっと発達障害っぽいよなあ。もちろん、実際にどうだったかというのは、残っている資料から推測するしかないのだが。
 来週は衆議院選挙の開票速報のため、放送時間が早めになるらしい。
 しかし、最近の直虎、影が薄いよなあ。
 「嫌われ政次の一生」以後は、冗長エピローグのような気がしてきた。
 龍雲丸って、結局何だったのだろう。

 CSファーストステージ第3戦、甲子園はついに雨のため中止。阪神園芸がダメというのなら、もうどうしようもない。とりあえず、昨日あんなコンディションで試合をやっておいてよかった、ということか。
 パリーグは、楽天が連勝でファイナルへ進出。
 初戦、菊池雄星が見事なピッチングで完封したときには、これはもう西武だな、と思ったのだけれど、勝負事というのは、本当にわからない。
 このシリーズの前、西武は菊池雄星という圧倒的なエースの他は、さほど凄い先発はいないので、楽天は菊池相手の初戦を「捨てゲーム」にして、2戦目、3戦目を則本、岸で取りに行くという奇襲はどうか、という声も少なからずあったのだ。僕も、そのほうが勝ち目があるんじゃないか、と思っていた。
 初戦、エース・則本で正攻法の戦いを挑んで、惨敗。ああ、言わんこっちゃない。
 試合に負けただけではなく、負ける可能性が高い試合に則本を使ってしまうとは。
 しかしながら、結果的には、その負けを乗り越えたのだから、楽天としては、小細工しなくてよかった、ということなのだろうな。
 名将・梨田監督の「ポストシーズン経験」が生んだ勝利のようにも思う。
 ちょっとこちらが不利かな、という状況で、奇襲をかけるのは勇気がいるけれど、「何も特別なことをしないで正攻法で戦う」のも、キツいよね、監督としては。

 25時に就寝。

 

おんな城主 直虎 完結編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

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