重馬場の秋華賞と水しぶきがあがる甲子園球場 - じっぽ当直日誌・スーパーマイルド＠はてな

　雨の日曜日。
　子供たちを連れて、ショッピングモールに出かけたのだが、外で遊べない日曜日に考えることはみんな同じようで、ものすごい渋滞で疲れ果ててしまった。
　最近、次男が「他の人に分けてあげること」を覚えてくれたようで、「これ、あげるね。はい、どーぞ！」と言う姿は実に微笑ましい。
　だが、果汁グミをたてつづけに10個以上渡されると、さすがにつらい。
「いま、お腹いっぱいだから、ちょっと待ってね」
「うん。わかった。はい、どーぞ！」
　わかってない……
　いや、すごく嬉しいんだけど、あのブヨブヨのグミって、手渡しでもらってしまうと、口に入れるしかないので……

　寝る前に、秋華賞の結果を観戦。
　雨で先行馬が有利になるだろうというもくろみもあって、本命アエロリット、対抗ファンディーナ、以下、リスグラシュー、ディアドラ、ラビットランまで。
　どの馬も一長一短ある感じの難しいレースなので、枠連で1、4、7、8枠のボックスと枠連1−1のゾロ目という、当てても儲からず、外すと大ダメージという馬券を買ってしまった。
　最近、儲けるというよりは、なんとか当ててマイナスを避けたい、という気持ちが強いのだよなあ。ギャンブラーとしては、最もダメなパターンというか、やらなきゃいいのに、と自分でも思う。
　最後にモズカッチャン＋ミルコ・デムーロが気になったので、モズカッチャンから、アエロリット、ファンディーナへの馬連も。
　レースは、予想通り、カワキタエンカが逃げ、アエロリット、ファンディーナが前々で追走。
　ディアドラとリスグラシューはあまりスタートが良くなくて、真ん中より後ろからの競馬になった。ラビットランは、予想よりやや前目。
　実況アナウンサーは「秋華賞としては平均的なペース」と言っていたけれど、重馬場を考えると速かったのかもしれない。
　直線に入り、しぶとく逃げるカワキタエンカの後ろで、まず、ファンディーナの手応えがなくなり脱落。馬券を買った側としては、ここから伸びてほしい！というところで、アエロリットも失速。距離なのかなあ。考えてみれば、オークスじゃなくて、NHKマイルに行ったというのは、距離にはあまり自信がないってことだものなあ。それでも、内回りの京都2000mなら、問題ないと思ったのだが。
　4コーナーから進出してきたデムーロのモズカッチャンが、カワキタエンカをとらえて先頭へ。絶好の手応えで、押し切る勢い。
　ああ、いつもこうだ、ずっと気になっていたけど、買えなかった馬とか、買えなかった組み合わせが来るんだよなあ。
　そこへ、外から鋭く伸びて、ディアドラが一気に先頭へ。ルメール騎手が泥だらけになりながら、追い込んできた。
　うわーここでルメールデムーロ馬券か……あまりに点数が多くなりすぎていて買えなかったんだよなあ……
　しかしながら、ディアドラの後ろから、武豊のリスグラシュー！ある、それなら持ってる！　でも、モズカッチャンはしぶとく、2頭並んでの2着争い。
　レース映像でみると、最後、少しだけリスクグラシューが前に出たように見えたのだが、このパターンで何度も外しているので（逆に、昨年の宝塚記念の2着ドゥラメンテのように、ダメか……というところから、起死回生の写真判定も何度かある）、録画にもかかわらず、祈りながら結果を待っていた。
　結局、リスグラシュー2着で確定し、わずかなプラスながらも、秋のG1はなんとか2戦連続の的中となった。リスグラシューさん、武豊さん、本当に助かりました……今日はもう完全にダメだと思ったよ。

　CSファーストステージの2試合は、いずれも昨日負けた3位チームが勝ち、ともに1勝1敗で3戦目が行われることとなった。観る側としては、ちょっと得した気分ではあるし、カープファンとしては、阪神もDeNAも、もう一人ずつ良い先発ピッチャーを使うことになったのは大きい。
　それにしても、甲子園の映像、すごかったな。雨が降り続くなか、泥んこのグラウンドで9回までやるとは。ボールが転がると水しぶきがあがっていたものなあ。
　こんな干潟オリンピックみたいなコンディションでの試合が強行されたのもCSファーストステージだからで、今日中止になったら、自動的に阪神がファイナルに進むことになっていた。中止で決まるのも忍びないし、一試合あたりホームチームには2億円の収入になる、というのもあったのだろう。
　ただ、明日も天候は悪いらしく、第3戦はどうなるのだろうか。
　今日のあの状況でやったということは、このあいだみたいな台風でもこないかぎり、やらざるをえないだろうけど。

　24時に就寝。