じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『「国境なき医師団」を見に行く』を書店で探してみた。

 平日休みだったので、散髪のついでに用事をいくつか済ませてきた。
 ガスの料金をこれまではコンビニ払いにしていたのだが、先方の都合で、これからは定期の銀行振り込みかカード払いに統一するという知らせが。
 そのほうが、お金を集める側としてはラクなんだろうけど、利用する側としては、いちいち手続きするのもめんどうだし、カードのセキュリティとか、ちょっと心配にもなる。コンビニで払えるようになって、便利になったなと思っていたのだが、いつのまにか、どんどんお金が口座から無くなっていく世の中ではあるな。延滞対策なのかもしれないが、せめて、公共料金くらいは、支払い方に多様性があっても良さそうなものだ。
 大型書店でいとうせいこうさんの『「国境なき医師団」を見に行く』を探すもなかなか見つからず、大きな出版社からだし、けっこう話題になっている本なので、売り切れなのか、と思いつつコンピュータで検索してみると、「医療」のコーナーに置かれていた。「海外事情」とか「ノンフィクション」「エッセイ」のコーナーを探していたのだから、見つからなくて当然か。確かに「医療」に関する本ではあるけれど、僕にとっては盲点だった。紙の本だと税込み2000円くらいなのだが、医学書コーナーに置いてあると、ものすごく安く感じるな。近くに病理医ヤンデル先生の本があって、手にとってめくってみたのだが、価格が2800円。医者、医学生向けの病理についての本、という位置づけなのかもしれないが、ちょっと読んでみた感じでは、少しだけわかりやすくリライトして新書で1000円くらいで売れば、けっこう一般の人にも面白がってもらえそう。もったいないような気がするな。
 ゴチバトル大杉漣さんが2連続でビリになっていた。これを収録したときには、大杉さん最後の回になるとは誰も思っていなかったはず。ビリにならなければ「勝ち逃げ」できたのに、律儀な人だなあ、と、また悲しくなった。


いち病理医の「リアル」

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