今日も暑かった。
7月中旬だからこんなものかもしれないが、2年後は今よりちょっと遅いくらいの時期(2020年7月24日 – 2020年8月9日)に東京でオリンピックをやる予定なのだ。じっとしているだけでも熱中症になりそうな中で、極限まで身体を駆使して勝負するなんて、恐ろしい話だ。商業主義のおかげで、アスリートが競技で食べていけるようになったとはいえ、これはさすがに危険すぎないか。
仕事帰りに、オールスター第2戦の試合前の選手の話をラジオで聞いていた。
昨日先発した松坂大輔投手、けっこう打ち込まれてしまったのだが、とりあえず出番も終えたということで、リラックスした様子だったという。
インタビュアーに、「今日も代打で出番があるかもしれませんよ?」と話を振られた松坂は、「いやそれはないと思うけど……もし起用されたら、全力で振っていきます!」と答えたそうだ。
予想外の怪我人とかが出て、野手が不足しないかぎり、いくらバッティングが良くても、ピッチャーの松坂を代打に出すとは考えがたい。緒方監督は、オールスターであっても、そういう真剣勝負とはかけ離れたファンサービスをやるタイプではなさそうだし。
それは十分承知した上で、「それはないですよ」で終わらせずに、球場やテレビの前のファンにリップサービスをしてみせた松坂大輔という選手は、やっぱりスーパースターだよなあ、と感心せずにはいられなかった。
パリーグのある若手選手は、ベンチの雰囲気を聞かれて、「ソフトバンクの松田選手に驚きました」と語っていたそうだ。存在感にですか、という問いに、「いや、ベンチでの盛り上げ方があまりにもすごくて」と。
プロ野球のオールスター戦って、交流戦がはじまって以来、存在感がどんどん失われているような気がしてきたけれど、今日の熊本での試合は、なんだか、僕が子供の頃のナイターの面影があって、観ていてけっこう楽しかった。今夜は、熊本の子供たちが大勢招待されて球場に来ていたそうだ。
ワールドカップは3位決定戦。ベルギー対イングランド。
この2チーム、グループリーグで同じ組だったのだが、直接対決となったグループリーグ最終戦は、1位よりも2位になったほうが決勝トーナメントで有利な枠に入ることができ、勝ち点は同じ、得失点差でベルギーが1点だけ上回っているという状況での試合だった。
お互いにあんまり勝ちたくなさそうだなあ、という雰囲気のなかで、結局、ベルギーが1-0で勝ったのだけれど、もし、グループリーグで1位がイングランド、2位がベルギーだったら、この大会はまったく違ったものになったのではないか。ブラジルが勝ち上がっていたかもしれないし、決勝でフランスと雌雄を決するのは、クロアチアではなく、ベルギーだった可能性も高そうだ。
何より、日本対イングランドだったら、どんな結果になっていただろう。
結局、ベルギーが早めの先制点から、終始主導権を握って試合を進め、3位になった。
それにしても、あのイングランドのダイアーのシュート、よく防いだものだ。あれがこの試合の最大のポイントだった。
ベルギーはやっぱり強かった。この3位決定戦をみていると、3位になれたことよりも、今回優勝できなかったのはもったいないなあ、と思えてくる。もっとも、イングランドより、準決勝から1日間隔が長かったというのも大きいのだろうけど。
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