じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

カープの優勝マジック1で迎えた祝日。祝杯の用意はできていた。

 さあ、今日がカープ優勝決定の日だ!と朝からソワソワしていた。
 カープDeNA戦で、ヤクルトは中日戦。
 カープはホームのマツダスタジアムで、ヤクルトはビジターのナゴヤドーム
 カープはエース・ジョンソンを中3日で先発させてきたおり、今日で決める、という意気込みが伝わってくる。DeNAの先発は濱口。
 まあ、カープが勝つ確率5割、ヤクルトが勝つ確率5割としても、75%は今日優勝が決まる。
 カープが2回に2点先制し、球場も盛り上がってきて、さあ優勝へ!というムードのなか、サード・西川のまずい守備から1点返され、さらにDeNA・ソト選手の3ランホームランで逆転されてしまった。
 ジョンソンはすごく気合いの入った良いピッチングをしていたのに……
 いまのカープのサード・西川は魔境と化している。
 1点差に迫った直後にも、西川の送球エラーからノーヒットで1点突き放され、3−5と2点のビハインドでジョンソンは6回で降板。
 その後、今度はアドゥワ誠がソトに2ランを浴び、4点差。
 カープは丸の2ランで7−5と2点差に迫ったのだが、反撃もここまでで、DeNAに負け。
 勝っての胴上げはなくなってしまったのだが、ヤクルトが敗れれば今日優勝が決まるということで、選手も観客もスタジアムで結果待ちをしていた。
 しかしこれ、微妙な状況だよなあ。
 早く優勝が決まってほしい、というのはあるだろうけれど、残り試合数とマジック1、まだマツダスタジアムでの試合が続くので、負けて胴上げよりも、やっぱり試合に勝って、大歓声のなか、選手たちがマウンドに集まってそのまま胴上げ、というのが理想だ。
 ただ、今日マツダスタジアムにやってきているお客さんは、複雑な心境だろうと思う。
 目の前で胴上げを見たいというのと、こういう状況での胴上げは、盛り上がりに欠けるし、ファンとしては、あまり望ましくない、というのと。
 まあでも、胴上げをやるのなら、やっぱり見てはおきたい、ということで残ってはいるのだろうけど。
 結局、ヤクルトは危なげなく勝って、カープのリーグ優勝は明日に持ち越しになった。
 2点先制したときは、今日で決まった!と思ったんだけどなあ。本当に勝負というのはわからない。そして、カープは相変わらず、ここぞというときに勝ち切れないなあ。もどかしい。
 僕も今日は祝杯用のビールを用意していたというのに。
 結局、カープが今日優勝を決められない25%の確率を引いてしまったみたいだ。
 
 それにしても、西川、ああ西川。
 バッティングは「天才」と称される選手ではあるが、昨今のサードの守備は本当に酷い。
 毎試合エラーしているような気がする。
 それでも、安部選手の怪我もあり、攻撃力を考えて起用を続けているのだろうけど、今の状況というのは、エラーしまくることによって本人も過剰に意識してしまい、それがまた次のエラーを生む、という悪循環に陥っているようにみえる。
 とりあえず、今シーズンは劇的に守備が改善するとは思えないし、優勝がほぼ決まっているペナントレース中は修行込みでサードを守らせるのはアリとしても、CSや日本シリーズでのサード起用は怖すぎる。
 まあでもほんと、今日は拍子抜けしてしまったけれど、それでも勝って胴上げという可能性は残った、というか、歓喜の瞬間が延期されたのは、悪いことばかりではあるまい。

 しかし、今のカープで、ポストシーズンを勝ち抜けるのだろうか……