じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『ボヘミアン・ラプソディ』と福井優也投手のトレード

 朝から映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行った。
 予告編をみたときには、「ありがちなアーティスト映画なんだろうな、でも、なんか観てみたいな。あんまり日本ではヒットしなさそうだけど」と思っていたのだけれど、ふたを開けてみたら大ヒット。やっぱり日本にはクイーン好きが多いのだなあ。
 劇場もけっこうにぎわっていて、幅広い世代の人たちが集まっていた。
 この映画の素晴らしいところは、クイーンの人間ドラマをやろうとしたのではなくて、クイーンの音楽を魅力的に聴かせるためのドラマを作り上げたことだと思う。ストーリーとしては、全体的に寸止め感が強く、駆け足でいろんなことが描かれる、という感じなのだけれど、そこにクイーンの音楽とフレディ・マーキュリーのパフォーマンスが加わると、ただ観ていただけなのに、まるでひとつの伝説に伴走していたような心地よい疲れがあるのだ。


 お昼にカープ福井優也投手と楽天の菊池保則投手の交換トレードのニュースが。
 福井投手は、いつか大化けしてくれるのではないか、と思い続けていたのだが、去年、今年は二軍で良い投球をしても、一軍では5回4失点、というような微妙な結果が続いていて、年齢ももう30歳だし、もったいないなあ、というのと、結局こんなものなのかなあ、というのが入り混じっていた。黒田投手も福井投手には期待していたみたいだし、ものすごく光るものを持っていて、良いときにはほれぼれするようなピッチングをするのだけれど。
 正直、環境を変えてあげれば、というのはずっとあったのではないかと思う。でも、環境を変えたら活躍できるのなら、このチームでもちょっとしたきっかけで覚醒するのではないか、と期待されてもいたのだろう。トレード相手の楽天の菊池投手も同じような「ずっと期待されているにもかかわらず、なかなか壁を破れない選手」らしくて、両チームにとって良いトレードになってもらいもらいたい。でも、過去のさまざまな事例をみていると、「環境を変えれば活躍できるのでは……」って選手は、実際に環境を変えてみても、あんまり代り映えしないことが多いのだよなあ。


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