じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『プーと大人になった僕』と大声でしゃべりまくる、おばさんたち。

 仕事を終えて、『プーと大人になった僕』を観てきた。
 予告編まで、ずっと、おばちゃん2人組が大声で喋っていて、どうなることかとハラハラしていた。映画館の大きな問題点は、一緒に観る人を選べない、ということなんだよなあ。
 僕も子ども向けの映画で館内が子どもたちの声でザワザワしているのはむしろワクワクするのだが、人もまばらなシアター内に自分の声が響き渡っている状況に疑問を抱かないというのはある意味すごいよなあ。ましてや、こういう感動系の映画でもあるし。
 結局、上映中は静かだったので杞憂に終わったのだが、観終えて考えてみると、この映画のテーマからすれば、映画館で静粛になってこだわらずに、しゃべりたければしゃべっていいんだよ、とも言える。
 あと、日本語版の声の出演で、主人公の吹替えが堺雅人さんというのをみて、「あっ、堺雅人やったんか!どこかで聞いたことがある声だと思った!」とおばちゃんのひとりが叫んでいたのだが、僕もずっと「えらく堺雅人さんの声やしゃべりかたに似た声優さんだなあ」と思いながら観ていたのだ。そりゃ似てるよね、本人なんだから。というか、そのくらいの予備知識もなく観てしまった、と言うべきか。
 僕も頭の中では、あのおばさんたちと同じようなことを考えながら観ていたのかもしれないな。
 内容は、僕が予想していた「ピュアなプーさんに主人公の心が癒される感動もの」とは、ちょっと違った感じで、押し付けがましさもなく、けっこう良かった。最近のディズニーは、そういう観客の心との距離のとりかたが、ものすごくうまい。ほらこれで感動するだろ?というのが透ける映画はつくらないのだ。
 ただ、僕はもともとあまりプーさんに思い入れはなく、ディズニーランドで「プーさんのハニーハント」ができてすぐに3時間並んだのはきつかったなあ、とか、そのくらいのイメージしかなかったので、思い入れがある人にとってどんな映画だったかは、なんともいえない。
 そもそも、クリストファー・ロビンがくたびれた大人になった姿なんて、見たくないよ、という向きもあるのではないか。

 カープは、佐藤祥万投手、土生翔平外野手、辻空投手、育成ジョアン・タバーレス投手の4選手が戦力外通告を受けた。
 佐藤投手は今シーズンも一軍で少し投げていたし、まだ可能性がなくもない感じだけれど、まあ、致し方ないかな、という印象ではある。土生選手、かなりファームで頑張っていた年もあったのだけれど、結局、外野の層が厚くて、そして、同じようなタイプで少し土生選手より特徴があって成績が良い選手が多くて、いつのまにか年齢を重ねてしまった感じだ。辻空投手、育成から支配下になって、けっこう期待されていたのになあ。タバーレス投手は、他の外国人選手との枠争いを考えると、厳しかったなあ。
 あとは、新井選手、天谷選手が引退ということで、リーグ優勝したこともあり、選手の入れ替えは少なめになりそう。福井優也とか堂林翔太とか、カープにいてほしいけど、環境を変えたほうが良いのではないか、という選手もいるのだが。


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