じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

夕方に、すぎやまこういち先生が亡くなられたことを知った。


 平日休みだったのだが、けっこう疲れがたまっている感触があったので、無理をせずに近所のパン屋に行ったくらいで自宅療養。
 いちおう、『Fit Boxing2』は、「しっかり」でデイリーをこなしたのだが、「昨日はサボりましたね!」とインストラクターのカレンさんに言われなくてホッとした。逆に「お帰りなさい!」的なコメントもなかったのだけれども。
 そういうのって、何もなかったように普段通りのリアクションをしてくれたほうが助かるのか、励ましなりお叱りなどがあったほうがいいのか。
 まあ、こちらがどんな性格かわからなければ、スルーするのが無難ではあるのだろう。
 しかし、プログラムされているキャラクターが、怒ろうが泣き叫ぼうが、そういうアルゴリズムになっているだけ、ではあるのに、どうしてこんなに反応が気になってしまうのか。
 
 夕方に、すぎやまこういち先生が亡くなられたことを知った。
 90歳まで現役で仕事をされていたことのほうがすごいし、次の『ドラゴンクエスト』が発表されるたびに、すぎやま先生は大丈夫だろうか……と思ってもいたのだ。

 『ドラゴンクエスト11』を遊んでいて、なんというか、「みんなもっと新しい世界に興味を持って外に出ようよ、冒険しようよ!」というメッセージみたいなものを僕は感じて、これはもしかしたら、制作者たちの「遺言」みたいなものなのかな、とか想像していたのだ。「風景」がすごく丁寧に描かれているゲームだし。

 堀井雄二鳥山明、そして、すぎやまこういち
 この3人が揃っていなければ『ドラゴンクエスト』じゃないよな。
 でも、こうして、すぎやま先生の訃報に接すると、あの「序曲」が、これからもずっと受け継がれてほしいな、とも思う。


fujipon.hatenablog.com