平日休みなので、子どもを学校に送ってから、映画館へ。
映画『キングダム』を鑑賞。
予告編を最初にみたときには、「映画『進撃の巨人』の香りがする……」と思ったし、原作のスケールを映画化するのは、邦画では予算的にも難しいのではないか、と予想していたのだが、けっこうよくできていて楽しめた。
ただ、今回の映画では、描く範囲を限定し、そんなにお金がかからず、人が大勢出てこない状況で、うまくやった、という感じもする。
そして、この映画だけでみると、『キングダム』は「夢」とかでいろんな人が動いてしまい、少人数での斬り込みで勝負が決するという、ありがちなファンタジーアクション映画になってしまっているとも思うのだ。
あの奪還作戦は、その前の山の民との関係も含めて、「そんなにうまくいくわけないだろ」というものだし、いくらなんでも王の周りの守りが薄すぎる。あのタイミングで同盟とか言ってくる連中は、どうみても胡散臭いし。あんなヤケみたいな作戦をやるのなら、呂不韋のところに行って、庇護を求めるか、遠征軍の指揮権を奪ってしまうほうが、まだ勝ち目がありそうではないか。史実での両者の関係を考えると、呂不韋はこの時点では、まだ秦王をそんなに邪険にはできないはずだし……とか、あれこれツッコミを入れたくなってしまうのが、中国史好きのカルマみたいなものなのだろうな。
でも、やっぱり面白い映画ではあるし、大沢たかおさんの王騎の不気味なんだけど器の大きさを感じさせるたたずまいなど、キャスティングも良かったと思う。信は、なんか騒がしいチンピラ感がぬぐえなかったが、物静かなキャラクターが多いだけに、あえてそういう役割になっているのかもしれない。
カープは平成最後のマツダスタジアムでの試合。
中日先発のロメロをなかなか打ち崩せず、大瀬良との投手戦に。カープは再三チャンスをつくるのだが、長野さんが三本間で転ぶというプレーもあり、なかなか1点が取れない。0-0で、8回も大瀬良続投。故障歴もあるのに、ちょっと無理させすぎなのでは……と不安になったところで、西川の好返球でピンチをしのいだ。
その裏のチャンス、なんとか1点欲しいところで、2アウトから会澤が2点タイムリーを放ち、ついに先制できた。大瀬良もガッツポーズ。
やまぬ大瀬良コールのなかで、9回も大瀬良はマウンドに上がり、完封で平成のマツダスタジアム最後の試合を締めた。カープファンにとっては、本当に痺れる試合となった。大瀬良に無理をさせてほしくはないけれど、今日に関しては、勝ち星がついたこと、完封できたことで、疲れも半分くらいにはなったのではなかろうか。
これで7連勝となり、借金はあと1つ。平成の借金は、平成のうちに、といければ良いのだけれど。
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