じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

買えんミロティックと黒い日曜日

せっかくのゴールデンウィーク中の日曜日なのだが、夕方から当直となれば、話は全く別で、ただただ憂鬱な日にしかならない。
こういう連休中は、ただでさえ忙しい休日当直が、さらに忙しくなること必定だし……
せめて春の天皇賞を的中させて、気分よく当直に入りたかったのだが……
NHKで、白井調教師が、ゴールドアクターの入れ込みをけっこう不安視していたのが気にはなったのだが、調教師はある程度想定していたようだったのと、先行馬が春の天皇賞と好相性の1枠に武豊鞍上というのは、あまりにできすぎ+後続の目標にされると思い、結局どちらにも絞りきれず。
馬連をゴールドアクターとキタサンブラック、それぞれの馬からたくさん買い散らす、という馬券になってしまった。
終わってみれば、ゴール前でキタサンブラックと壮絶な叩き合いに持ち込んだのは、3番のカレンミロティック……この馬、一昨年の宝塚記念でお世話になったこともあり、今年阪神大賞典までは、長距離の逃げ馬枠で、ずっとおさえていたんだよなあ。去年のジャパンカップも惨敗だったし、阪神大賞典も本番前のステップレースとはいえ、見せ場なしの6着。
8歳だし、さすがにもういいかな……と買わなかったらこれだよ……去年も、フェイムゲームが最後に差してこなければ2着だったのになあ。京都も得意、というか、最近は京都でしか結果出てないのに。
内枠で、このレースで逃げそうな馬はキタサンブラックとカレンミロティックだけ、ということもあり、スローになったときの前残り馬券として、一考すべき組み合わせではあったのだ。馬連200倍だし……
実際はスローというより、武豊がつくった絶妙なミドルペースで、カレンが逃げてキタサンが番手、という僕の予想とは逆になったのだが。
いくら前残りになっても、ゴールドアクターやシュヴァルグランがいまのカレンミロティックを交わせないことはなかろう、とも思ってしまったんだよなあ。
競馬BEAT』では、細江さんがカレンミロティックを誉めていたらしく、なぜそんなときにかぎって、NHKで中継を観ていたのかと悔やまれる。
まあ、いずれにしても、よっぽど何かの運か縁がなければ、カレンは買えん。
内枠の利を活かしてずっと内の経済コースを通る最高の競馬をしていたし、カレンミロティックにとっては、最後にして最大のチャンスだったんだろうけど。
ここでハナ差でもなんでも勝ちきれるのが一流馬、なんだよね、結局は。
池添騎手は、桜花賞のシンハライトに続き、惜しくもG1制覇ならず。
キタサンから、シュヴァルグラン、タンタアレグリアも持っていたのだが、カレンミロティックが1着か2着ではどうしようもないので、ゴール前でも、ただ絶句。

自分の馬券が外れたときに、北島三郎さんに『まつり』とか歌われると、正直気が滅入る。
こっちは「血祭り」にあげられたっていうのにさ。

ゴールドアクターは、結果的には3200mは長かった、というのと外枠が痛かった。
サウンズオブアースとか、なんで買ってしまったんだ……としか言いようのない着順だし。
最後の直線では、トーホウジャッカルの脚色にびっくり。
まだ本調子ではなさそうだったので、馬というのは、本当にわからない。

春の天皇賞は、今年も難しかった。
というか、毎年「でも、今年は1番人気が勝つんじゃないか?」って思ってしまうんだよねえ。


今日のカープは、福井が大乱調でリードされたにもかかわらず、打線が大爆発。
なんなんだこの打線は。
そうか、黒田の「黒」で、キタサンブラックと、黒い帽子のカレンミロティックか!
まあ、そう言い始めたら、G1全レースで2枠を買わなきゃいけなくなるんだけどさ。
しかし、どうせハズレなら、カレンミロティックに勝たせてやりたかったな、なんとなく、だけど。