今日も雨模様。
5歳の女の子が虐待死した事件のニュースをみて、やるせない気持ちになった。
部屋から見つかったノートには「きょうよりももっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください」などと書かれていたという。
なんてひどい親なんだ。
そして、児童相談所も虐待を知っていたのに、結局、この女の子を救うことができなかった。
だが、「子どもを愛せない人は親になってはいけない」といくら声高に叫んでみたところで、子どもというのはできるときにはできるし、最初から虐待しようと思っている親もいないだろうと思う。
愛すべき人を愛する、というのは、案外難しいことだ。
感情のコントロールがうまくいかなくなったり、自分でもダメだと思っているのに虐待をやめられない、という事例も多いはずだ。
まず、そういう親たちが存在することを認めなければしょうがないし、そういう親が子どもを手放すことを社会も受け入れていくしかないと思う。
「なぜ子どもを愛せないのか、虐待するのか?」と責めるよりも「どうしても虐待してしまうのであれば、まずは子どもから離れて、自分自身も子どもも、別々に救う道を考えるほうがいい」と養子縁組や養護施設、赤ちゃんポストという選択肢を積極的に紹介するほうが、はるかに良い結果につながるはず。
「子どもを愛せない、虐待してしまう」ということに対して、「そんな親は信じられない!」とみんなが否定するばかりで現実をフォローする仕組みがないから、その親たちも虐待を隠蔽し、こういう事態に陥ってしまうのではないか。
「虐待死はわかっているだけで年間に100人近くともいわれている」というのを聞いて、愕然とした。
ということは、子どもの虐待というのは、その何十倍も起こっていることなのだろう。
僕だって、子どもに対して、苛立つことはあるし、たぶん、大部分の親にもそういう経験はあるはずだ。僕は自分がずっと「こちら側」にいられるかどうか、すごく不安になることがある。
カープはマツダスタジアムで日本ハム戦。
岡田が序盤に崩れて3点先制され、日本ハムの先発・上沢も素晴らしいピッチングで苦戦したものの、リリーフ陣が踏ん張り、少しずつ点差を詰めて、9回裏に野間のサヨナラタイムリーで劇的な勝利。
今シーズンの野間は、本当に人が変わったみたいだ。
入団してからこれまで、さんざん、緒方監督の贔屓起用の象徴のように言われ、「隙あらば野間」とカープファンから揶揄されていたのだが、こうしてみると、起用したくなるだけの光るものを持っている選手だった、ということか。
9回を3者凡退に抑えた藤井投手がプロ初勝利。
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