じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

アメリカ大統領選挙の顛末と株価と『日本全国酒飲み音頭』


 アメリカ大統領選挙、開票日直後はバイデン候補有利、と報じられていたが、トランプ大統領が予想以上の強さをみせ、このままいけば続投確実、という流れの時点で職場を出て帰宅。トランプさんは勝負強いな、などと思っていたのだが、夜にネットで確認したら、激戦州で郵便投票の集計がはじまるとバイデン候補が一気に票を伸ばして優勢となった。すごいなこの展開。いま、この時代に郵便投票かよ、というのと、手紙といえば、『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』だな、というのと。アメリカでも日本の映画館でも、郵便が世界を変えている。まあ、日本では『鬼滅の刃』ほどじゃないけれど。
 日本でもトランプ優勢が伝えられたタイミングで、バイデン候補は「気長に待とう」みたいなコメントで、トランプ大統領が「郵便投票の開票をやめろ」みたいな声明を出していたのを思い出す。
 トランプさんは優勢でほぼ勝ち確定なんだから、そんなに騒がなくてもよかろうに、と感じたのだが、郵便投票の結果でこういう流れになっていくことを両陣営とも察知していたのだろうな。他者の「なんでそんなことを?」という行為には、多くの場合、それなりの「理由」がある。
 ただ、この4年間を経ても、アメリカの半分はトランプ支持だったわけで、51対49が49対51になったからといって、政権が変わったからといって、人々の考えが急に勝った側に変わるわけじゃないし。
 そして、不謹慎ながら、アメリカ大統領選挙というのは、エンターテインメントとしても強いコンテンツだと思った。こんな大混戦になればなおさら。日本の僕でさえこんなに注目して経過を追っていたのだから。
 ちなみに今日の株価は大幅に上がり、ついに終値としては年内最高値に。海外では新型コロナの再流行でロックダウンも行われているというのに、市場は元気だ。
 昔、『日本全国酒飲み音頭』という歌が流行っていて、「1月は正月で酒が飲めるぞ~」とか、何かにつけて酒を飲む、という内容の歌だったのだけれども、株価というのも似たようなものかもしれない。「11月は大統領選挙で株が買えるぞ~」とか。だが、僕が買った銘柄は下がる。何の陰謀なんだ、とか、つい言いたくなるくらいに。

 明日は朝早いので、眠剤を飲んで24時に就寝。眠れないというより、眠るタイミングをある程度コントロールできると、だいぶラクだな、とは思う。夜中に電話が頻回にかかってくる職場では怖くて使えないが。



バラグーダー - 日本全国酒飲み音頭
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日本全国酒飲み音頭

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