9月も最終日。これで1年の4分の3が終わることになるのか。
つい最近、紅白歌合戦を観たような気がするのだが。
昔、親が言っていた「年を取ると1年が経つのが早くなる」という話を最近よく思い出す。
早く時間が経ってしまうのは悲しいが、次の給料日は早く来てほしい。
子供がどんどん成長していくことには喜びとともに、淋しさもあるが、小さな子供と遊んでいるときには、「今日はこのくらいにしてくれないかな」なんてことも少なからずあったし、本当に「ずっとこのまま」で、70歳の僕と30代半ばの息子が仲良くテレビゲームを一日中やっているのを想像すると、本当に「このまま」だときつすぎる。
平日休みの日だったので、映画館へ『マスカレード・ナイト』を観に行った。やっぱりキムタク、されどキムタク。昔は、なんでキムタクばっかり！」みたいな理不尽な怒りがあって嫌いだったのだが、キムタクって、けっこう良い俳優なのではないか、と最近思うようになってきた。
まあ、年取ると、「定番」的なものが好きになりやすいのだろうな。父親が毎週『水戸黄門』を楽しみにしているのをみて、子供の頃の僕は「毎週同じ話じゃないか」と疑問だったもの。
夏目三久さんが夫の有吉さん、マツコ・デラックスさんと、『怒り新党』に引退前最後の生出演。
はじまったときには、いつまで人気が続くかわからない一発屋とでかいイロモノと避妊具写真で干された女子アナを起用した、2クールくらいで終わりそうなバラエティ番組だと思った記憶があるのだが、3人の緊張感が伝わってくる関係性と、「新・3大」の面白さに僕もすっかり魅了されてしまった。結果的に、3人は消えるどころかテレビの世界で存在感を増し、有吉さんと夏目さんは結婚することになった。
あらためて考えてみると、この3人の組み合わせを考えた制作者と、「新・3大」なんて、めんどくささの極みみたいな企画を毎週やっていたリサーチ担当スタッフの力があってこその、『怒り新党』だったのだよなあ。
いろいろあっただけに、夏目さんが幸せになってほしいし、マツコさんと有吉さんには、まだまだ番組を続けてほしい。たまには、3人の「再結成」も観ることができればいいな。
