じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

自民党総裁選で、岸田文雄さんが選ばれたことへの雑感

 9月も、もうすぐ終わり。
 今年の新規上場株式のなかでも、いちばん注目していたセーフィーの上場日だったのだが、予想以上に初値が上がり、購入は断念。
 なんのかんの言っても、監視カメラを含むカメラの市場というのは、これからも伸び続けと思うので。
 僕が意識している以上に、世の中には監視カメラがたくさんあるし、「自分が監視されるのはイヤだが、安全なほうがいい」という人は増え続けていくだろうから。インターネット社会を生きている子どもたちをみていると、僕が思う以上に、うまくいろんな顔を使い分けているようにも見えるし。
 このくらいまで下がったら買いたいな、無理だろうけど……という指値を入れておいたのだが、仕事終わりに確認していたらそれが見事に刺さっていて、1単元買えた。ただ、個人的な経験上、株というのは銘柄に入れ込みすぎるとあまり良い結果にはならないんだよなあ。
 なあ、はてな株!!!
 40万くらいだったのが25万まで下がり、よし!と思って買ったら、いまはその半額……これから先、爆発的に株価が上がるとも思えないし(下がることはありそうだが……)

 自民党総裁選、なんのかんの言っても、衆議院選挙を見越して、党員・国民の人気が高そうな河野太郎さんになると予想していたのだが、最初の投票から岸田さんが1票差で1位となり、河野さんとの決選投票も制して自民党総裁に。菅総理の挨拶がやたらと力強くて、なんだか、菅さんおつかされさまでした、という気分になった。誰がやっても難しい時代っていうのはあるし、その逆もあるのだと思う。
 個人的には、河野首相をみてみたいというのと、夫婦別姓反対など、時代錯誤なのに言葉は明瞭で熱狂的な支持者が多い高市早苗さんは怖いな、と感じていて、岸田さん、という結果に関しては、なんか無難というか面白くない結果だな、河野さんって、ここまで国会議員のあいだでは人気がないのか……という印象だった。

 その後、岸田さんが熱狂的なカープファン、というのを聞いて、けっこう好感度アップ。どこのプロ野球チームのファンだろうが、政治家としての能力には影響ないのはわかっているはずなのに、そこで親近感を抱かずにはいられない自分の単純さに苦笑。カープファンというのは、相手がカープファンというだけで嬉しくなってしまうのだ。マイノリティあるある。
 しかし、岸田さんだと、自民党は変わった、改革をすすめていきそうだ、というイメージは湧かないよねえ。岸田さんだから自民党に投票しよう、という人も、岸田さんだから他に入れよう、という人も少ないのではないか。ちょっと面白そうだから河野さんにやってみてもらいたい、というのも、既成のエリート層を嫌うトランプ支持者みたいなものではあるが。
 その後、岸田さんは自民党のなかでは左寄りというか、再分配を重視している人だというのを知って、少し期待している。でも、株の利益への増税が検討されそうなのはイヤだなあ。この格差はなんとかしなければ、と思いつつ、自分がもらえるお金が減るのはイヤなのだ。僕だけじゃなく、みんなそうなんだよね、きっと。