連休明けの仕事は、やっぱりつらい……と言いたいところだったのだが、毎年5月病になる僕は、連休中からずっと連休明けを心配していたために、かえって「思ったほどつらくはないな」「案外動けるな」という5月9日だった。
もっとも、こういうのって、最初は気が張っているから大丈夫でも、ちょっと慣れてきた時にストンとメンタルが落ち込むことが多いんだよなあ。
と、不安の前借りのような生活を四半世紀くらい続けている。いや、ゴールデンウィークに、それらしい休みを取れるようになったのは、近5年くらいか。
家で次男がやっている『ポケットモンスター・アルセウス』のパッケージを何気なくみていたら、「早期購入特典」のアイテムの締め切りが5月9日になっていた。
「先に『ダイヤモンド』『パール』をやってからだな」というつもりで、実際はその『ダイパ』もソフトはあるが未プレイ、という状況だったのだが、この「今日が締め切りの特典」の存在を知ってしまったのが運のつきだった。もうちょっと締め切りまで日にちがあるか、いっそのこと、締め切りが過ぎてしまっていれば、あっさり割り切れたと思うのだが、「今日まで！」と思うと、せっかくの特典をゲットしないのは勿体無い、という強迫観念に囚われてしまう。しかも、ゲームを起動してコードを入れたらすぐにゲットできる、という特典ではなく、通信機能が使えるまで「2時間くらいプレイして一定のレベルに達する」ことが必要らしい。
困ったことに、ギリギリ間に合うタイミングでこういうのを見つけてしまうんだよなあ。そして、見つけてしまったが最後、諦めるのがとても惜しくなる。
かくして、連休明け初日から、眠気と戦いつつ（とは言っても、24時が締切なのだが）、『アルセウス』をプレイすることに。そして、遊び始めてみると、面白いし、けっこうハマるのだ、このゲーム。僕があまり『ポケモン』に慣れていないこともあり、特典をゲットしたのは、デッドラインまであと30分もない時間だった。もうダメかと思った。
たぶん、ゲットしただけで満足して、この特典をゲーム内で嬉々として使うということもないだろう。まずは、『十三機兵防衛圏』のクリアが最優先で、『アルセウス』自体、また積みゲーになる可能性が高そうだ。それでも「もらえるはずのものをもらえない」ことへの「損した気分」を回避したいという欲求に、この年齢になっても抗えない自分の哀しさよ。
まあでも、締め切りギリギリで「特典」をもらい損ねずに済んだことに満足し、24時過ぎに就寝。
