じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

Switchの『ポケットモンスター・バイオレット』にハマりまくった年末年始だった。

 2023年。
 ノストラダムスの大予言を半ば信じていて、20代で死ぬのかと思っていた子どもの頃の僕にとって、迎えられないかもしれない未来だった2000年から、もう23年になるのだな。僕の子どもたちは、それなりに長生きすれば、22世紀を見ることだってできるだろう。
 時間が経つのは早い。

 年末年始は、新型コロナウイルスが職場で感染拡大したため、ずっと携帯電話を気にしながら過ごすことになった。
 休みにやろうと思っていたこともあるのだが、今くらい普段も休みが取れ、平日も休める日があるのなら、わざわざ混むことがわかりきっているこの時期に新しい眼鏡を作りに行ったり、買い物をしに行ったりする必要もないよな、と、休みになってみると外に出る気がなくなってしまった。
 眼鏡とか、わざわざ人が多い時に作ってもらうとすると、調整が雑になったり、時間がかかったりするかもしれないし。
 サービスというのは、提供する側の気持ちや状況を想像して利用した方が、お互いにストレスを感じずに済む。
 まあ、それを言うなら、パチンコとか競馬とか宝くじとか、サービス提供側の思惑を想像できるのなら、損したくなければやらないはずなのだが。うーん、人というのは、わかっているはずのことでも、行動に反映されるかどうかはまた別か。
 2023年は、とりあえずあまりイライラせずに過ごすこと、なるべく穏やかな気分でいるために、イライラする物事を避けるようにすることを目標にしたい。あとは、下手な資産運用とかをやりすぎずに、ちゃんとお金を貯めること。

 大晦日に、紅白歌合戦を観ながら本格的にやりはじめたSwitchの『ポケットモンスター・バイオレット』にハマりまくった年末年始だった。
 いい年して『ポケモン』なんて、と思っていたのだけれど、楽しいよポケモン。あとジムをもうひとつクリアしよう、あと1レベルだけ上げておこう、としているうちに時間が過ぎていく。寄り道要素などはかなり端折ってプレイしていたのだが、2日の夜に、とりあえずのエンディング。いまの子どもたちにとっては「あたりまえ」でも、僕の世代にとっては「こんなイマドキのことを取り入れているのか」と思うキャラクターの言動と、昔も今も変わらない、友達と他愛のないことをしゃべりながら下校しているような幸せな倦怠感。最初は「なんか3Dの動きがぎこちない」「ポケモンの入れ替えがめんどくさい」と不満だらけだったのだが、久しぶりに「テレビゲームの楽しさ」を満喫した。
 ほぼ3日間くらい『ポケモン』ばかりやって過ごしたのだけれど、悔いはない。面白いゲームを遊べるだけで、生きていてよかった、と感じる日もある。高校の夏休みに、寮から帰省して、ずっとPCエンジンの『天外魔境2』をプレイしていてクリアしたのを思い出した。


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