じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

2022年のレコード大賞とか大納会とか

 今年最後の出勤日。
 ……のはずだったのだが、新型コロナで外来も病棟も超多忙に。これで年末年始休めれば良いのだが、また新たな感染者も出てきそうな状況で、これで休みって言われてもなあ、という感じ。
 今年も、気がついたらもう30日。レコード大賞も僕が子どもの頃は誰が受賞するか盛り上がっていたんだけどなあ。
 近年は、レコード大賞紅白歌合戦で今年初めて聞いた、という歌ばかり。僕が日頃音楽をあまり聴かない、というのはあるとしても。

 これで年末年始の人の密集で、また感染者が増えそうだ。
 でももう、社会が云々とか考えても仕方がないので、目の前のことを一つ一つやっていくしかない。
 東証も今日が大納会で、三谷幸喜さんと岸田総理がゲストに来ていたそうだ。
 岸田さんになってから、株価は振るわないし、だからといって、再分配が進んでいるようにも見えず、ひたすら迷走しているような気がする。
 人口が減っていき、コロナ禍の影響も薄れていくなかで、結局、時代に恵まれないと、何をやってもうまくいかないのかもしれないけれど。
 「新しい資本主義」で、格差社会を是正するというのなら、僕はきちんとそれをやれば良いと思う。自分自身は損をすることになる可能性も高いが、それはそれで仕方あるまい。でも、今やっていることは、どっちつかず、としか言えないし、「投資」とか言うけど、新型コロナで暴落した株価が戻ってからは、日本株も米国株も停滞しているし、円安も揺り戻しがきつつある。インフルエンサーに乗せられて、いざとい時に下ろせない貯金をし続けている人たちをみると、少し心配だ。老後の資金って、歯も目も足も弱ってから大金を抱えていても、揉め事の原因にしかならない。
 景気の波はあっても経済成長は右肩上がり、だから多少の波はあっても長期投資が正解、だと言う人は多いけれど、人類は今、人口がピークを超えて、世界大戦でもないのに減っていく時代を迎えつつある。それは、人類にとっては大きな転換期で、未曾有の事態なのだ。まあ、それで未来がどうなるか、多分僕は寿命が尽きて知ることができないのだけれど。


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