じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

台風が来る前に、Amazonプライムビデオの『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の第1話を観た。


 台風が来そうでまだ来ない日曜日。
 季節の変わり目だからか、朝からなんだか調子が悪くて、大人しく家で過ごすことにした。新しいゲームを始めようにも、来週は『スプラトゥーン3』が発売されるので、中途半端になりそうだし。

 結局、家でNetflixで途中の回まで観ていたアニメの続きをボチボチ観たり、Amazonプライムビデオを眺めたりして過ごした。
 あまり観るつもりはなかったAmazonプライムビデオの『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の第1話を鑑賞。


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 僕はピーター・ジャクソン版の『ロード・オブ・ザ・リング』が好きすぎて、この『力の指輪』を視るのをためらっていたのだ。
 『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の完結編『王の帰還』はアカデミー作品賞を受賞したのだ。今から思い返すと、興行的に大成功しながら作品賞を獲った最後の作品のような気がする。最近のアカデミー賞は「エンターテインメント性は低い社会派の良作に作品賞をあげて興味を持ってもらう」という意図を感じるし、それはそれで悪いことではないのだけれど、『タイタニック』とか『ロード・オブ・ザ・リング』のような作品が受賞する回がたまにあっても良いのではなかろうか。知っている映画が獲るとなんだか嬉しいし。

 『力の指輪』は、ちゃんとお金と手間をかけて、「中つ国」という世界を見せ用としてくれている作品だと思う。正直なところ、第1話に関しては、状況説明が多くてかったるいな、とも感じたのだけれど。ああ、そういえば、『ロード・オブ・ザ・リング』も第1作の『旅の仲間』の最初の1時間くらいは、世界設定の説明が長くて退屈だな、と思ったのだった。
 こういうのは、ちゃんと「世界」を作ろうとしている「大作」には付きものの障壁なのかもしれない。ストーリーも、第1話は意外性があるわけでもなく、とくに盛り上がるポイントもなく、という感じだったが、これはストーリー云々というより、ファンタジー世界に浸るための作品なのだ。
 ……とは思いつつも、早送りしたくなってムズムズしてしまう自分のこらえ性の無さよ。
 それでも、せっかくだから見届けたい、とは思っている。
 そう言いつつ、『鎌倉殿の十三人』も追いつけなくなって、諦めてはや半年なんだよなあ。
 そうそう、『力の指輪』は何かが足りない、とずっと感じていたのだが、それはエンヤの音楽ではないか、と1話を観終えて気付いた。人が死ぬときに最後まで残る感覚は聴覚だと言われているが、映画やドラマ、ゲームの音楽って本当に大事だ。『スターウォーズ』とか、あのオープニングのテーマ曲を聴いたら、僕はもうそれだけで満たされた気分になってしまう。

 あまり疲れはとれなかったが、とりあえず余計に疲れることもしなかったので、及第点、ということにして、24時くらいに寝た。