連休明けの月曜日。だがしかし、今週は明日有休を取ったので、今日頑張れば明日は休める。
しかし、それはそれで、谷間の1日というのは、かえって面倒くさくもある。有休はかなり余っていた、というかほとんど取っていないので、連休にすればよかったのではないか、とも思うけれど、休むための段取りというのもけっこう大変で、休む準備をするくらいなら流れに乗って働くほうがラク、とか、つい考えてしまうのだ。今回の有休も、もうちょっと使っておいてくれたほうがいい、という申し入れがあったから取ったので、とくに用事があるわけでもない。
それでも、明日は休みだというのに、歯医者の後に直帰してNetflixでアニメを観る、というのではあまりにもいつも通りなので、レイトショーで映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観に行った。原作はKindleでセールされていた時に買ったが全く読んでいない。もちろん、読むつもりで買ったのだが、読むつもりに読むための時間と僕の読書力が追いついていない。年齢とともに「積み」と「読み」の差が広がるばかり。
映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、冒頭にAmazonのロゴが出てきて悪い予感がしたのだが、たいへん良い映画だった。うん、SF。なんだか久しぶりに、ABテストでストーリーが決められた感じがしないというか、この先、何が起こるんだろう?とワクワクするような映画だった。さりとて、「どんでん返しのためのどんでん返し」にもなっておらず、SF的なある程度のリアリティと人間(?)ドラマがうまくミックスされていて、2時間半オーバーの長さを感じなかった。
ライアン・ゴズリングのカッコ悪さがカッコいい。
異文化とのコミュニケーションの過程など、『ピダハン』という本を思い出した。あと、ちょっと前にSteamでプレイした『ステラーコード』というゲームも。『ステラーコード』は、この原作小説にかなり影響を受けたのではないか(原作未読ですけど)。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の原作も読んでみたいと思う。たぶん、相互理解のプロセスとか科学的な検証とかが、もっと詳細に書かれているだろうから。でも、映画的には、これ以上丁寧にやるとウケないんだろうな。ネットで感想を見ると「ゆっくりとした映画」というのが多かったから。
子供たちをみていても、動画視聴とゲームを並行して、とか、映画も倍速とか、情報処理をどんどんこなしていかないと脳が満たされないように感じる。
僕もラジオを聴きながら勉強、とかくらいはやっていたけれど、いや、ダビスタやりながら読書とかもやっていたなそういえば。むしろ、一つのことに集中しようとすると田舎の空いている道路を制限速度で走っているようなもどかしさがあった。
今日だって、年度末で疲れも溜まっているし、休養すべきだったのかもしれないな。でも、若い頃は「いま頑張っておかなきゃ」と焦り、年を取ると「もうあんまり時間が残っていないし」と予定を詰め込んでしまう。
まあでも、面白い映画を観られたので良い夜だった。映画を映画館で観るのは「他のことができない環境に置かれる」ためなのだとスマホ以降とくに思う。
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