じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

「お盆」というのは不思議な存在だと毎年思う。

 「お盆」というのは不思議な存在だと毎年思う。
 世間的には「お盆は仕事は休み」だと認識されていそうなのだが、カレンダーの数字は黒いし、僕のこれまでの職場(病院)でも、「いやウチは平日扱いだから」というところのほうが多かった。ただ、しっかりお盆休みをとる病院では、救急当直を引いてしまうと地獄のハードワークを課せられることになるのだよなあ。
 研修医の頃は、お盆には定期入院も検査も手術もなかったので、カンファレンスルームでのんびりしていたのを思い出す。
 「お盆前で心配だから入院させてほしい」などと近隣の開業医の先生から8月12日の夕方に紹介があることも多くて、じゃあ僕たちの「お盆」はどうなるんだ……とボヤきたくなることも多い。
 お盆って、雇用している側の都合によって、「だって祝日でも何でもないから」と言われがちで、そのわりには「休みなのが普通」という雰囲気があるから、休めない側としては不公平感がある。
 道路が空いているのはありがたいが、その理由を考えると、ちょっと悔しい。
 要するに、お盆に関係なく、仕事するのめんどくさいな、というだけのことではあるのだが。
 
 大型の台風10号がジリジリと北上してきて、これもまた不確定要素になっている。長男は「塾はお休みだね!」と強硬に主張しているのだが、台風の進路なんて、直前になってみないとわからない。
 まあ、僕も子供の頃は、「どうせだったら休校になるタイミングで来いよ」とか思っていたので、あまり責めるわけにもいかないか。