いつのまにか、人気芸能人がテレビゲームやアニメを趣味だと公言しても、みんなが微笑ましく頷き合う時代になったのだ。

　ネットで「松坂桃李さんと戸田恵梨香さん結婚」のニュースを観て驚いた。

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　僕はどちらかの大ファン、というわけではないのだが、「えっ、この組み合わせ？」と思ったのだ。
　松坂さんって、綾瀬はるかさんと噂があったよなあ、とか、戸田さんもいろんな人とスクープされていたような、とか。
　松坂さんの仕事でいちばん僕の印象に残っているのは、役所広司さんと共演していた『孤狼の血』という映画だった。

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　まあ、どちらかというと「この役所広司がすごい！」ではあるのだが、この映画の松坂さんは、役所さんと互角に渡り合っていたと思う（2人は仲間なんですけどね）。

　戸田恵梨香さんは、僕にとってはずっと、実写の『DEATH NOTE』でひどい目に遭わされている人。あと、「芸能界入りする前、地元では『伝説の美少女』として有名だった」というエピソードを写真週刊誌か何かで読んだ記憶がある。
　
　うーむ、最近はほとんどテレビドラマを観ていないからなあ。
　
　今回の報道によると、2人の接点というか共通の趣味が「テレビゲーム」だったそうだ。松坂さんは遊戯王カードゲームがものすごく上手くて、その世界では「キング松坂」と呼ばれている、なんて話を読むと、なんだかニヤニヤしてしまう。いつのまにか、人気芸能人がテレビゲームやアニメを趣味だと公言しても、みんなが微笑ましく頷き合う時代になったのだ。「ゲームセンターに行くのは不良」「テレビゲームやアニメ好きは（性格が）暗い」なんて言われながら中高生時代を過ごしてきた僕には、今の若者は良い時代を生きているなあ、と羨ましい。
　まあでも、僕が中高生の頃、僕たちの世界に松坂桃李がいたら、それはそれでコンプレックスを感じそうではあるな。そんなにカッコいいやつが、俺たちの領分を侵すな、みたいな。曰く、理不尽。