じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

某学会にオンラインで参加し、ついにスイッチ版の『大逆転裁判1&2』をクリアした。


 遅番のない土曜日はありがたい一方で、午前中がなんとなくけだるく感じてしまう。
 午後は、とりあえず大きな学会にオンライン参加して専門医のポイント集めにいそしんだのだが、あらためて考えてみると、今の僕の立場で専門医を維持することに、自己満足以上の具体的なメリットがあるかどうかは怪しいところだ。学会関連の出費もバカにならないしなあ。ただ、それも放り投げてしまうと、今以上に、新しい知識を得ようとしなくなりそうではある。最新の治療は大きな病院でやってくれ、で良いのかもしれないが。さて、学会は今後、以前のように会場に行かなければならなくなるのか、それとも、オンラインの流れはせき止められないのか。個人的には、オンラインのほうがラクで良いのだけれど、学会に行くために病棟仕事から一時でも解放されて、美術館めぐりをしたり酒を飲んだりしたのも悪くない思い出ではある。結局のところ、これからも若い臨床医は、オンラインで入院患者の診察を済ます、というわけにはいかないだろうし。

 夜、ついにスイッチ版の『大逆転裁判1&2』をクリアした。
 以前、3DSで『2』をクリアしたときにはものすごく感動し、思わずもう一度エンディング近くから観なおしてしまったのだが、同じ内容のはずなのに、やっぱり今回も面白かった。というか、もうすぐ50歳になるオッサンがここまでニヤニヤしてしまっていいのか、と思うくらいツボにはまるんだよなあ、このゲームのクライマックスからエンディングって。
 正直、『逆転裁判』シリーズは、システム的に、時代の流れや僕の加齢に伴う忍耐力の低下によって、「なんかかったるいなあ」と思うことが増えた。裁判で、すべての証言を「ゆさぶる」のもめんどくさく感じるし、メッセージの表示スピードも最高速でも思わずボタンを連打してしまう。
 それでも、『2』のラストの盛り上がりにはワクワクさせられたし、楽しかったのだ。シャーロック・ホームズや『怪盗ルパン』『少年探偵団』のシリーズを図書館で借りまくっていた小学生の頃を思い出す。あの頃、図書館貸し出し冊数を競っていた女の子は、今、どうしているだろうか、なんてことをふと思った。
 あと、やっぱり音楽がいいよね、『逆転裁判』シリーズ。とくに『大逆転』は。

 やっぱりゲームは楽しいな、もう少し生きて面白いゲームをやり続けたいものだ、と思う。
 3Dゲームには酔うし、長男が得意なシミュレーションゲームの圧倒的な情報量にはついていけないけれど。『HOI』とかの画面をみていると、「僕はコンピューターじゃないんだぞ……」という気分になるものなあ。


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