じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

こうしてクリスマス前に祝日ができたのも、今上天皇の誕生日が12月23日だったから、なのだよなあ。

天皇誕生日
高校時代、小渕さんが「平成」という新しい元号を発表したときには、昭和天皇が長寿で、今上天皇の即位時の年齢から、「そんなに長くは続かないのではないか」とか思ったものだったが、その平成も、もう28年。
今上天皇が「生前退位」を希望されている、と今年の夏に大きく報道されたのだが、「譲位」と何が違うのか気になって調べてみた。
どうも、陛下は「生前譲位」としか仰っていない、とのことらしい。
「退位」だと天皇制廃止も含めて「自分が天皇をやめる」ことだが、「譲位」だと「次代への引き継ぎを希望している」ということになる。
記者会見では、お元気そうだし、まだやれるのではないか、とも感じたのだが、自分でちゃんと判断できるうちに、というお気持ちもあるのだろうし、昭和天皇の晩年の人々の混乱を目の当たりにしたことも影響しているのかもしれない。
そういえば、こうしてクリスマス前に祝日ができたのも、今上天皇の誕生日が12月23日だったから、なのだよなあ。

SMAPが紅白に出る、という話を昨日ネットで見かけたと思ったら、今日、メンバーからの手紙、という形で、正式に出場しないことが発表された。
SMAP×SMAP』の最終回をラストステージにしたい、とのことだが、これも生放送ではなく、事前に収録したものを流す予定で、これから5人が揃うことはもうなさそう。
先週の月曜日、タモリさんの前でのメンバーの様子をみていると、本人たちは解散が決まり、むしろ今はだいぶスッキリしていて、いろんなしがらみで紅白にも出られなくなっているのではないか、と感じたのだけれど、そういう雰囲気もタモリマジックだったのか。
しかし、これからの活動を考えると、形だけでも「円満解散」にしておいたほうが良さそうなものだが、もうとにかく5人で一緒にやるのは苦痛になってしまっているということなのだろう。
他人からみた「こうしたほうがいいのに」は、自分が当事者になってみると、なかなかそうはできないものだ。

夜、『ベイマックス』か『土竜の唄』か、どちらを観ようかと思ったのだが、結局、『ベイマックス』を選択。まあ、両方一度観ているし、録画はしたのだけれど。
『土竜の唄』は、なんかみんなで歌っている場面と、堤真一さんのキレキレの演技の記憶が残っている。
堤さんって、何の役をやっていても、なんかコスプレをやっているというか、演じている自分を客観的にみているような感じがする。
好きな俳優さんなんだけどさ。
それにしても、同じ時間帯に地上波初放送の映画をやっている放送局が2つ、というのは、視聴者の奪い合いになって、お互いにとって不幸なのでは……どうせみんな録画するから良いのか?


『ベイマックス』、ベイマックス役の日本語吹替えの声が良いんだよなあ。

「ワタシは、ベイマックス。心と身体を守るケアロボットです」
ああ、僕がベイマックスだったら、よかったのに。
もっと献身的に仕事ができるだろうに。

エンディング曲の『STORY』が流れなかったのは大変残念だった。
この映画を観たあとに聴くあの曲は最高なのに。
というか、あの曲が無いと、この映画の魅力は2割くらい減るのではないか。

それにしても、『ベイマックス』が戦隊ヒーローものだったことには、劇場公開時驚いたものだ。
日本ではベイマックスの「癒し系」の場面を中心に予告で流していて、それが成功した、と当時は言われていたのだが、それって、観客的には「内容偽装」だという感じもしなくはない。
『ベイマックス』は、良い映画だから許される、あるいは、ディズニー無罪、なんだろうか。


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