じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

福岡のラジオ番組での、松坂大輔投手の復活登板への反応

 Twitterで「ダノンプレミアム」がトレンド入りしていたので、何事かと確認してみると、なんと挫石で皐月賞回避とのこと。なんてこったい。皐月賞はダノンプレミアムの2着探しだな、と思っていたのに、これで急に大混戦に。
 桜花賞の枠順発表では、「まあ、最内でも引かなければ、この馬からでしょうがない」というラッキーライラックは、なんと1枠1番。よりによって、なぜそこを引く……阪神の内枠といえば、先週の悪夢も蘇ってくるしなあ。2番人気が予想されるアーモンドアイは7枠13番。最近の阪神マイルは、外目の枠のほうが好成績なので、こちらは好枠。これはまた、荒れるのかなあ。
 クラシックの大本命馬受難の一日であった。

 夜、松坂大輔投手がナゴヤドームでの巨人戦に先発。5回で8安打を浴びながらも、なんとか3失点で踏ん張った。結果、負け投手にはなったものの、ソフトバンク時代のことを考えれば、よくぞここまで投げられるようになったものだ。
 野球中継の後、そのままラジオを聴いていたのだが、野球中継に続く番組には、「ソフトバンクホークスファンですが、松坂世代なので、今日のピッチングには感動しました」とか、「松坂は死んでいなかった!」など、松坂へのメッセージ、それも、温かいものが多く寄せられていたようだ。
 ソフトバンクにとっての松坂は、3年間、1軍で1試合にしか投げられず、超高額年俸をもらいつづけ、「プロリハビラー」と揶揄されたり、不良債権としてソフトバンクの経営陣が糾弾されたりしていたのに。
 正直、ソフトバンクファンからは、「うちでは3年間何もできなかったくせに、中日に行ったとたんにご活躍かよ!」という反応もあるのではないかと予想していたのだ。
 いや、あったけど番組で採りあげなかっただけかもしれないけどさ。
 少なくとも、番組は「松坂復活」一色だったのは事実だ。今日はソフトバンクの試合がなかった、というのも大きい。
 現実問題として、今日くらいの松坂の投球内容であれば、ソフトバンクで先発できるかどうかは怪しいし、プロ野球チームのファンというのは、とりあえず、贔屓のチームが強ければ、心が広くなるのだよなあ。僕が大人になってからずっとBクラスだったカープを応援しつづけてきたが、そういう「強いチームのファンの鷹揚さ」みたいなものが、ようやく実感できるようになってきた。暮らしの余裕は、心の余裕というのは、こういうことなのだろうな。


1999年の松坂大輔  歴史を刻んだ男たち

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横浜vs.PL学園 松坂大輔と戦った男たちは今 (朝日文庫)

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