じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

映画『アリータ:バトル・エンジェル』の「全部乗せ」感

 平日休みだったので、朝から映画館へ。『アリータ:バトル・エンジェル』を鑑賞。
 木城ゆきとさんのコミック『銃夢』をジェームズ・キャメロン監督が制作と脚本を手掛けて実写映画化したものらしい。
 僕は『銃夢』を知らなかったのだが、キャメロンさんはこの作品への思い入れがかなり強かった、とのことだ。
 映像をみていると、なんだか『ブレードランナー』っぽい、サイバーパンク的な世界観というのが伝わってきたのだが、お金と手間と技術をかけると、ここまでスムースな映像になるのだな、と感心してしまった。最初は、アリータの目が大きくて、『リメンバー・ミー』みたいだな、と思っていたのだけど、いつの間にか気にならなくなっていたし。
 あらためて考えてみれば、記憶を失った最強の戦士だとか、失われた拳法の使い手だとか、文字通り、上層に住む人たちに支配された下層民とか、「なろう小説と古典SFのネタをてんこ盛りしたような作品」なのだが、映像の迫力と淀みのない展開で、2時間飽きずに観ることができる佳作だった。
 アリータがおっさんだったら、『コブラ』だよなあ。

 映画を観たあと、手続きものなどをやったのだが、久々に「昔懐かしい、めんどくさそうに仕事をする公務員」に遭遇。こういう人にあたってしまうと、もうみんなAIとかロボットに置き換えたほうが、お互いにストレスが少ないのではないか、と考えずにはいられない。医者もそうかもしれないが。

 なんだか疲れがたまっていて、夜は早めに就寝。結局、今日もやろうと思っていたことはできず、Amazonのタイムセールも迷っているうちに終わってしまった。そんな2月最後の日だった。
 
 そういえば、『はてなダイアリー』の最終日でもあったのだよなあ。
 最初から最後まで、見届けた、ということになるのかな。寂しい。


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銃夢(1)

銃夢(1)

アリータ:バトル・エンジェル(オリジナル・サウンドトラック)

アリータ:バトル・エンジェル(オリジナル・サウンドトラック)