じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

緊急事態宣言下の『松屋』で、日曜日の19時に起こった悲劇

 2月最初の日曜日。とはいえ、まだ緊急事態宣言も続いているし、なんとなく疲れも溜まっているので、家でおとなしく過ごした。東京新聞杯3連単、2600倍くらいついたのを『競馬BEAT』のゲスト、カンニング竹山さんが的中していて驚いた。カテドラル、そういえば3歳時のNHKマイルCで3着があったよなあ。勝ち馬はアドマイヤマーズ。僕はあのとき、カテドラルが2着にみえて喜んでいたら、外のケイデンスコールが2着で、ものすごく落ち込んだ。そのケイデンスコールも年初の京都金杯を制していて、カテドラルは買えなくもなかったなあ、と思う。直線に入ったときは、ヴァンドギャルド2着は外さないな、とニヤニヤしていたのに。

 夜、「世界一おいしいとも言われる料理」という触れ込みの「マッサマンカレー」を食べてみたかったので松屋にネット注文したのだが、19時の受け取り時間ちょうどに到着してみたら、店内は大混雑。調理担当の人が1名、配膳・会計担当が1名の2人で店を回していたのだが、あまりのお客さんの多さに注文を全くさばけていない状態だった。

 僕の注文も、受け取り時間に声をかけて、ようやく注文があったことに気付いてもらえる、という状況で、そこから受け取りまでに40分以上もかかってしまった。店内はもう、うんざりムード、ではあったのだけれど、店員さん2名が切羽詰まった状況で一生懸命仕事をしているのをみると、クレームをつける気分にもなれず。

 ああ、こんなことなら、わざわざ松屋にしなくてもよかったのに……というか、予約時間に無理なら、ちゃんとオーダー締切にしておいてくれれば、他の選択をしたのに……各店の予約システムでは、そういう状況は想定されていないのだろうか。

 ちなみに、ウーバーイーツの人が運ぶための受け取りに来ていたのだが、店に来てから30分以上も待たされていて、あからさまにイライラし、貧乏ゆすりをしていた。僕の場合は、遅くなっても自分が待てばいいだけなのだけど、ウーバーイーツの場合は注文したお客さんからのクレームの可能性もあるだろうし(この店内の状況はお客さんには伝わらないし)、日曜日の19時から20時という、ウーバーイーツにとってはかき入れどきの時間帯がこれ1件で潰れてしまうのも不本意だったにちがいない。とはいえ、「自分が届ける分を先にやってくれ」とも言えないだろう。

 店内はかなり密にもなっていたので、緊急事態下で、飲食店の営業時間を20時までにしたり、テイクアウトのみの営業にしたりする、という施策が、本当に「飲食店での密集の回避」につながっているのかどうか疑問になる光景ではあった。

 営業時間が短くなれば、その分、とくに閉店間際や食事どきに人や注文の密度が増えることはわかりきったことではないか。
 松屋も、さすがにこの状況で2人体制は無理だよ……せめて、こなせない注文は受けられないようにしてくれ……
 緊急事態宣言って、本当に状況を改善しているのか疑問になる出来事だった。外食やテイクアウトにしなきゃよかったんだけどさ。

 ちなみに、マッサマンカレーは、「普通においしい、松屋のバターチキンカレーのアレンジ版」みたいな感じで、そこまでして食べるものではなかったし、文句を言うほど不味いものでもなかった。すべてにおいて微妙。