じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

希望と絶望の5月病予備軍の日曜日


 ゴールデンウィークはもう終わったのか、この日曜日が最後なのか。
 とりあえず、今年も5月病になりそうだなあ、と思いつつ子どもたちとラジコンで遊んだ。
 つい数日前まで「寒い!」と震えていたのに、17時を過ぎても、長袖を着てきたことを後悔するような猛暑。
 日が一年でいちばん長いのは6月で、こちらが「真夏」だと思っている8月くらいは、明るい時間は短くなってきているのだ。人生みたいだな、と突然しんみりする。子どもたちとこうして遊べるのも、あと何年のことだろう。とはいえ、20年後も成人した子供たちとラジコンをやっているという想像をしてみると、それはそれでキツそうだ。
 下の子は、ついこのあいだまで、まともにラジコンを操作できなかったのに、すっかり上手になった。すぐに僕よりうまくなる。上の子の成長曲線を体験しているからわかる。
 とりあえず、良い日曜日だった。

 さあ、あとは競馬が当たれば、言うことなしだな、と思いつつ録画を観たNHKマイルカップ
 G1の本命馬がスタート直後に落馬、というのを30年近い競馬歴ではじめて体験するとは、怒るとか悲しくなるというより、何が起こっているのか受け入れがたく、ただ唖然とするばかり。それでも、馬連の8-10、8-15は持っていたので、なんとかなるんじゃないか、と直線で期待しかけたところで、ソングラインとシュネルマイスターが抜け出し、僕にとってはどうでもいいゴール前での大接戦。さっさと再生を停止して寝た。二度と見ないレースに確定。
 いきなり蟻地獄に突き落とされ、なんとか出口が見えた!と思ったら、容赦なく伸ばした手を踏みつけれられた、そんなレースだった。これも競馬だとみんなは言うけれど、これが競馬なら、僕は競馬なんて要らない。最近、当たる嬉しさよりも、当たらなかったときのストレスのほうがはるかに大きいことを感じていたので、これを機に競馬との付き合い方を変えようと思う。泥棒されたり、詐欺にあったりした人に「人生そんなこともありますよ」とニヤニヤしながら慰める(フリをして自分の「幸運」を噛みしめている)人がネットには大勢いる。